先月24日に重い細菌感染症で病院に緊急搬送された米歌手マドンナ(64)が、米ニューヨークの自宅で意識のない状態で倒れているのが発見された際に医療用鎮痛剤「オピオイド」の拮抗薬「ナルカン」を注射され、蘇生したと米オンラインメディアのRader Onlineが報じた。報道によると、発見者は「生気を失った体」を見て、よみがえらせるためにナルカンを注射する必要があったと伝えている。

ナルカンは生命を脅かす可能性のある薬物の過剰摂取が疑われる場合に緊急使用されることで知られ、兆候が見られてすぐに投与すれば、オピオイドの作用を即座に疎外する効果があり、正常な呼吸を回復させることができるとされている。著名人や富裕層は一般的に、自宅に備えてある医療キットの中に血圧が危険なレベルまで低下した時に対応するためナルカンを常備しているという。

一方で、マドンナが薬物を過剰摂取をしたという証拠はなく、ナルカンはマドンナが患っていた可能性が高い敗血症性ショックの治療にも使用されていると伝えている。

マドンナの長年のマネジャーは6月28日、細菌感染症を発症して集中治療室で数日間入院していたことを発表した。現在は退院して自宅療養している。ニューヨーク・ポスト紙は、ナルカンの使用に関する詳細は確認できず、マドンナの代理人からもコメントは得られていないと伝えている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)