元カンテレの名物プロデューサーで、7月末に同社を退職した重松圭一氏(56)が、映像制作集団「株式会社g」を設立することが3日、分かった。

同氏は過去に連ドラでは「がんばっていきまっしょい」「ブスの瞳に恋してる」、バラエティー番組では「SMAP×SMAP」などを手がけた。クリエーターの経済的環境や地位向上を掲げ、“g”には重心「gravity」、“エンターテインメントの重力、引かれ合う力”という意味を込めているという。

同社にはNetflixで旋風を巻き起こした「全裸監督」シリーズの脚本を務めた山田能龍氏(47)や「サンクチュアリ-聖域-」の金沢知樹氏(49)らが加わる。

◆重松圭一(しげまつ・けいいち)1966年(昭41)9月10日、奈良県生まれ。慶大卒業後の90年に関西テレビ入社。入社後、営業局、編成局、東京支社制作局ドラマのプロデューサーを担当。03年に「僕の生きる道」で初のドラマのプロデューサーを担当。東京支社長を経て、今年7月末で関西テレビを退社。