お笑いコンビ、アルミカンの赤阪侑子(39)が13日、出身地の兵庫・尼崎で行われた「第48回尼崎ボディビル・フィジーク選手権大会」女子フィジークで優勝した。

相方の高橋沙織が昨年に結婚。赤阪は「自分も何かしなくては」という気持ちや、自身とは対称的な相方の華やかな人生への「嫉妬・ねたみ・恨み」を抱いた。そこで、M-1王者「ミルクボーイ」駒場孝がかつて在籍した「ジャングルジムsports」に通い、そうした思いをトレーニングにぶつけるようになった。

半年前から本格的にボディビルの大会を目指して調整。地元での大会に参戦すると、該当者なしの評価もあるなか見事に優勝し「5代目ミス尼崎」をゲットした。同時に「新人賞」「特別賞森山杯」にも輝き、3冠受賞となった。

赤阪は「尼崎ボディビル・フィットネス選手権大会優勝しました。筋トレを始めて約半年、まさか自分がボディビルの大会に出ることになるなんて、いまだに信じられない思いです」とびっくり仰天。大会当日は「急に焼いた肌はめくれだし、ポージングの練習で肩に痛みがあったりと調子は良くなかった」と体調は最悪だったという。

それでも「ジャングルジムの会長をはじめ、選手の皆さんの助けや相方、マネジャーさん、お世話になっているスタッフさん、さらには、尼崎大会優勝経験者の『矢野兵動』矢野パイセンにいろいろアドバイスをいただき、女子フィジーク1位、そしてフィジーク新人賞、その上森山先生の森山賞まで勝ち取る事ができました」と喜んだ。

ボディメイクコンテストといえば、カーリング女子で22年北京オリンピック(五輪)銀メダルのロコ・ソラーレ藤沢五月が先月、ボディビルコンテストに出場し話題を呼んだ。

赤阪は藤沢とは異なり、「絶対にやりたくないことの1つだった」という筋トレをやり遂げ、「半年で4キロ落とした自分を、今は心の底から褒めてあげたいと思います。正直きつかった、続けられてた理由としては昨年相方がパイロットと結婚した事への恨み、つらみ、ねたみのおかげです」とネガティブ思考を爆発。「これに甘んじる事なく、さらなる高みを目指して頑張って行きたいと思います。漫才も余裕ができたら頑張ろうと思います」と語った。