“歌うアナウンサー”として歌手活動も行う日本テレビ佐藤真知子アナウンサー(30)を取材した。21年に日テレ女性アナでは大神いずみ以来、約27年半ぶりのソロ歌手デビューを果たし、30歳の誕生日だった今年7月9日にはアナウンサー史上初のミニアルバム「イントロ」を発売。“二足のわらじ”で突き進む姿に、無限のパワーを感じた。
「イントロ」には新曲含む全6曲を収録。どれも何も言われなければアナウンサーだとは気付かないレベルの楽曲が並ぶ。幼稚園入学前までの約3年間を米ワシントンで過ごし「海外のミュージカル映画を見て育った」ため、歌うことが大好きになった。「子どものショーみたいなのをずっと見ていましたね」と振り返り「自分の誕生日に節目の何か形として残るものを残せたのは忘れられない思い出になりますし、率直にうれしい気持ちでいっぱいです」と喜んだ。
社内でも歌手活動を話題にされることが増えたという。「知り合いに会う度に言われますね。アナウンス部でもシフト表が全員に共有されていて、私のところに『レコーディング』『ジャケット撮影』というのが入っていて、リリース前からザワザワしていたんですよ。みなさんから、よかったねと喜んでいただけました」。
歌の練習は機材のそろった学生時代からの友人の家でこなした。「『一節歌ってよ』と言われた時のために、定期的にちゃんと聞いて音程やリズムを忘れないようにしています」と語り、「私はナレーションとかもすごく大好きで。自分の声で何かを伝えられる仕事はなんて楽しいんだろうと思っています。その大好きを諦めずに、これからも頑張っていきたいです」と笑顔をみせた。
30歳の節目。「全然、実感がわかなくて。この前、初めて健康診断で30代って書いたときに『うう』ってなりました」と笑い「心のあり方は変わってないですけど、周りを見渡せば結婚、出産というライフイベントを迎えている子や、仕事をバリバリやっている子もいて。幸せの価値観はそれぞれだなと思います。私も今は仕事をすることが幸せだと思っていますし、自分と家族とか身近な周りの人が幸せに過ごせていることに尽きるなと思っています」。
“バイク女子”で知られる同期の滝菜月アナ(30)も結婚、出産を経て現在、産休中。「この前、出産後、初めて会ったんですよ」と明かし「ベビーカーを押していて。さすがのハンドルさばきでしたけど、やっぱり話す内容も変わっていました。お手本になったり、情報収集しやすい人が身近にいるのでありがたいなと思っています」。
これからもやりたいことは尽きない。日テレ女性アナウンサーらが中心となって立ち上げたアパレル事業「Audire(アウディーレ)」の活動などにも積極的に参加。「会社にいてもいろんなことができるということを体感できていますし、それで後輩もやる気になってもらえたらと思っています」と語り「やってみないとわからないこともあると思いますし、たとえ自分が興味なかったり、他人がやりたくないことだったとしても一生懸命やった先に何かがあるなと信じているので。無駄はないと思っていますし、好き嫌いはせずに何でもやりたいなと思っています」と力を込めた。
“歌うアナウンサー”として。「佐藤真知子だからできたなと思える仕事をすることがこれからの目標です」と語る。自身のライブイベント実現をはじめ、インスタグラムのリール機能を活用した“即興ミュージカル動画”の配信なども頭の中にある。「アナウンス部のインスタグラムで『突然、社内でミュージカルやってみた』という動画をあげたいなと思っていて。社内の人を巻き込んでミュージカルを届けるという動画ですね。今、アナウンス部の目の前に偉い人たちがいる部屋があるので、様子をうかがっているところです(笑い)。アナウンス部には私だけじゃなくて、芸達者な人がそろっているので、みんなで何かができたらいいなと思っています」。
「イントロ」とは曲の導入部分を指す言葉。まだまだこれから。自分の強みを生かしながら、佐藤アナの人生の“サビ”が、これからやってくる。【松尾幸之介】
◆佐藤真知子(さとう・まちこ)1993年(平5)7月9日、東京都出身。幼稚園入学前まで約3年間を米・ワシントンで過ごす。中学高校時代は英語ミュージカル部で活動し、大学時代は13年に準ミス東京女子大学に輝く。卒業後の16年日本テレビ入社。現在は「所さんの目がテン!」、「Oha!4NEWS LIVE」などに出演。紅茶集めにハマり中。身長156センチ。血液型A。



