6月に広末涼子(43)とのダブル不倫を認めた人気シェフ、鳥羽周作氏(45)が10日までにインスタグラムのストーリーズを更新。6月30日にツイッター(現X)で代表を辞任すると発表したレストラングループ「sio」の都内の店舗の1つ、o/sio Marunouchiで9日に開催された「5周年 sio Festival」の現場からとみられる写真を投稿した。同店の公式X(旧ツイッター)には「9店舗のお料理、9店舗のシェフやマネージャー参戦!!」と書かれており、鳥羽氏も顔を出したとみられる。

鳥羽氏は、パスタの一種ラビオリとみられる料理、ストーリーズにトリュフ、肉、パスタ、魚のサラダなど魚のサラダ、魚のはらこ飯、トマトを乗せてオーブンで焼いたキッシュとみられる料理など、1日から8日までの4日間に11品の料理の写真を投稿。コメントはなく、顔も写っていないが、6日に投稿した魚のはらこ飯を写した写真には、同氏のものと見られる手も写っており、騒動勃発以来、初めての自らの“登場”とみられる。X(旧ツイッター)含めSNSでの自己紹介が「料理人」の肩書1つになっており、シェフとして再始動したことの示唆を含め、今後に向けた何らかの意思表示とみられる。

鳥羽氏は1日、6月にダブル不倫が報道される直前までインスタグラムに投稿していた写真を全て削除し、1枚の皿の真ん中にキュウリの漬物とみられるものを盛り付けた写真を投稿した。一連の騒動が勃発してから、およそ3カ月ぶりの投稿となった。

鳥羽氏は、ニュースサイト「文春オンライン」が6月7日に広末との不倫疑惑を報じたことを受けて、同14日にツイッター(現X)で報道内容を認めて謝罪。広末も同日、マネジャーのインスタグラム(現在は削除)で謝罪した。同18日には、広末の当時の夫キャンドル・ジュン氏(49)が都内で緊急会見を開き、それに対し、広末と鳥羽氏が芸能メディア各社の報道を通して反論。互いが批判し合うなどして、騒動は泥沼化した。

鳥羽氏は、6月30日にツイッター(同)で、代表を務めるレストラングループ「sio」の代表を辞任すると発表。「報道の事実を重く受け止めsioの代表を辞任します 経営を退き改めて全てのことに誠心誠意向き合ってまいります この度は申し訳ございませんでした」と謝罪した。

鳥羽氏の辞任、退任、契約解除の“ドミノ”は、不倫報道から歯止めが利かない状況だ。報道翌日の6月15日に、同氏が地元の埼玉県戸田市のPR大使を退任すると、同16日には六甲バターからCFDO契約をを解除された。同27日にも、出演予定だったNHK Eテレの「きょうの料理」(月、火曜午後9時、総合は金曜午後0時20分)が別の講師による再放送に差し替えられた。

7月になっても、当初は同7日から愛知県刈谷市の刈谷日劇で上映、同31日から各種プラットフォームで配信が予定されていたドキュメンタリー映画「sio/100年続く、店のはじまり」(森田雄司監督、4月21日公開)について、製作側が同5日に上映と配信の中止を発表。さらに同日、調理専門校レコールバンタンも、調理&フードブランドプロデュース学部の学部長を務めていた鳥羽氏の退任を公式サイトで発表。今年4月の学部開設と同時に就任したものの、わずか3カ月での退任に追い込まれた。

また、愛媛県松山市の道後温泉地区で開催中の芸術祭「道後アート2023」のプログラムの1つ「DIRECTOR'S MARKET」の参加クリエイターから、7月10日までに外されていた。その中、同23日には広末がジュン氏との離婚を発表していた。

8月14日には、鳥羽氏が代表取締役社長に就任し、21年4月26日に設立された「シズる株式会社」(東京都渋谷区)が公式YouTubeチャンネルを更新。同氏を取締役から解任し、減給処分としたと発表。その上で、チャンネル名を「鳥羽周作のシズるチャンネル」から「シズるチャンネル」に改め「おいしいレシピを一緒に届けていきたい、と声をかけてくださったシェフの方も多数おり、手探りではありますが、その方たちとともにYouTubeを再開したいと思います」と、他のシェフから支援の声があったこともあり、レシピ紹介動画の配信を再開すると発表していた。