内野聖陽(54)が14日、都内で行われた、主演映画「春画先生」(塩田明彦監督、10月13日公開)完成披露舞台あいさつに登壇した。むちで打たれるシーンの撮影で、自身の中に潜むM気質を発見したことを告白した。

同作は、江戸時代に全盛期を迎えた、人間の性的な交わりを描いた「春画」を愛する者たちの偏愛コメディー。劇映画で無修正の浮世絵春画が【R15+】で上演されるのは、日本映画至上初となる。

内野は「春画先生」と呼ばれる、変わり者の春画研究者を演じた。「ドM」な一面を持つ役だといい「安達(祐実)さんに打たれたりするところもあって。自分はSキャラだと思ってたんですけど、リハーサルで安達さんにむち打っていただいた時、自分はMなんだなって発見したんですよ」と暴露。安達は「最初ちょっと遠慮がちにやってたんですけど、内野さんにならいけるのかなって」とにっこり。塩田監督は、内野自身のM気質について「SかMかは分からなかったですけど、見るからにSには見えなかったからMキャラ(の役)にしたって面もある」と明かした。内野は「発掘していただきました。塩田さんから(芝居について)言われることも、非常に快感になってきました」と感謝した。

同作は「春画」を偏愛する者たちの物語だが、内野が今はまっていることは「野菜作り」だという。「野菜を作るのが楽しくて。ナスやトマト、パプリカやゴーヤーなどを植えたり。採れたてって本当につやつやキラキラしてて、ほおずりしたくなるんですよ。ペロペロなめたくなる」と、魅力を熱弁した。

北香那(26)、柄本佑(36)も出席した。