明石家さんま(68)が、16日夜放送のMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」で、ジャニーズ事務所の社名変更について言及した。

東山紀之新社長、井ノ原快彦らの記者会見の話題から、社名変更について「変えた方がひょっとしたら、『ジャニーズ』って聞くだけで、心が痛む人がいらっしゃるから、(変更で)心が緩まる人いるから」と、被害者心情へ寄り添い、社名変更を求める意見への理解を示した。

ただ、その後、続けて「ジャニーズって超ブランドの名前なんで、その辺は『そのままで』っていうてんねんけども、実は『そのままでエエわ』とは俺は言えないんやけども」と話し、「実は名前変えるって、とんでもない作業になるんですよ」。名称の変更には膨大な費用がかかると強調した。

さんまは、「おさる」が、細木数子さんに改名を勧められ「モンキッキー」に変えた事例をあげ「まあほんま、大変なの」。事務所の社名変更の場合は「各局に配ってあるパンフレットとか、いろいろ資料、全部名前差し替えなあかん。その作業も大変で、何百万かの損害やねん」と続けた。

ましてや、ジャニーズ事務所の規模ならば「全部入れ替えたら、(損害は)ひょっとしたら3桁億やろ、いや、2桁億(円)ぐらいいくと思う。看板、名刺変えなあかん、今までの資料変えなあかん。そうなったら、とんでもない金額になるからな」と、事務所側の厳しい事情を“代弁”した。

これに、村上ショージが「年商1000億ある会社ですから」とつっこむと、さんまは「そんなあんのん?」と驚きつつも「痛いやろ」と冷静に返した。

社名変更にからむ問題を思いやりつつも、それでも「そういう心に傷を負ってしまってる方は(社名を)変えてほしい。変える方向にいくのかなとは思います」とも。ただし、結論は「俺も全然わからない。(新社長の)東山(紀之)が考えてることやからな。だから、1人1人裁判になっていくやろうから、かなりの年数、むちゃくちゃかかると思う、あれは」などと話していた。