東京・目黒の老舗ライブハウス「目黒鹿鳴館」が20日、公式サイトを更新。現在入居するビルの老朽化にともない来年1月をもって退去することを発表していたが、退去日が1年間の延期となったことを報告した。

同ライブハウス運営会社代表の山口高明氏によると、今年6月にビル退去について発表したところネットニュースやワイドショーなどで取り上げられ反響を呼び、ビルの管理会社から「鹿鳴館退去後の2024年2月以降に直ちにビルを解体するスケジュールにはなっていないので、御社にお力になれる事があるかと考えた結果、移転先がまだ未定であるのであれば延長して使ってください」といった旨の申し出があったという。「勿論、移転先に向けて動いてはおりましたが、お話をいただいた当時、まだ良い移転先が見つかっていない状況の中で大変ありがたい申し出でしたのでお受けする事にしました」と経緯を説明した。

「一年間の延期ではありますが皆様のお陰で通常ではありえない事が起こったと、WEB等で拡散してくださった皆様には本当に感謝しかございません。ありがとうございます」と感謝。2024年12月までブッキングを受け付けるとした。

同ライブハウスは80年にオープンし、初期には米米CLUBやTHE MODSらのバンドが出演。その後はLUNA SEAやGLAYらが出演し、ヘビーメタル系、ビジュアル系の“聖地”としても知られ、近年はBABYMETALもライブを行っていた。