宝塚歌劇団の月組人気スター風間柚乃(かざま・ゆの)が27日、大阪・関西万博のアンバサダーとして、万博公式キャラクター「ミャクミャク」に、シャンシャンを手に、持ち方などを指導した。

この日は、JR大阪駅に隣接する大丸梅田店5階にオープンした「2025年大阪・関西万博オフィシャルストア」のオープンイベント。ミャクミャクが「一日店長」を務め、風間も祝福に駆けつけた。その後、場所を時空の広場へ移してトークイベントに登壇。ミャクミャクがラインダンスを踊るイラストなどに目をやり「ミャクミャク、ラインダンスできるんですね。しかも1人じゃなくて…」と驚いた。

風間が入団した14年は宝塚歌劇100周年イヤーで、恒例の初舞台生ラインダンスは100人で行っており、「私は100周年、100人でラインダンスを踊ったんですけど、それを上回るんじゃないかと危惧しております」と苦笑も。

タオルなどのグッズ紹介には「お稽古中にも使えますね」と興味津々。トートバッグにはシャンシャンが描かれており、風間は「宝塚歌劇をご覧にならない方は、シャンシャンと言われても分かりませんよね」と紹介を始めた。

宝塚歌劇のエンディングで、大階段を下りてきたメンバーが手に持っているもので、風間は「男役の持ち方とか、それぞれこだわりがあるんです」。実物がステージに登場すると、ミャクミャクに、左右長さの違うリボンの持ち方などを伝授。「この愛よ永遠に-TAKARAZUKA FOREVER-」にのって、シャンシャンを手にミャクミャクと一緒に実演してみせた。

最後のお辞儀まで、きっちり息が合ったミャクミャクには「対応力すごい!」驚き「ベテランなんじゃない? すごい!」と感心しきりだった。

風間は14年入団の100期生。花組の聖乃あすか、雪組の縣千、星組の極美慎、宙組の風色日向と5人でアンバサダーを務めている。前日26日に退団会見を行った月城かなとが率いる月組生で、月城が「次世代へバトンを」と語っていた後輩の1人でもある。

風間も来年110周年を迎える劇団史を紡いできた大先輩たちに思いをはせ「(アンバサダーは)とても光栄で、身が引き締まる思いです。70年万博も当時現役の大先輩方が参加されたと聞いています。ご縁が深く、55年前のバトンを受け継いですてきな万博に、盛り上げられるようお手伝いしていきたい」と誓っていた。