失語症を理由に昨年3月に俳優を引退し、その後前頭側頭型認知症と診断されたブルース・ウィリス氏(68)が、「生きる喜び」と「言語能力」を失いつつあると、ウィリス氏の友人がインタビューで伝えた。
1985年から89年にかけて放送されたウィリス氏出演のドラマ「こちらブルームーン探偵社」を制作した友人でもあるグレン・ゴードン・キャロン氏が、「一緒にいると彼がブルースであることは分かるし、彼がそこにいてくれることに感謝しているが、生きる喜びはなくなってしまったようだ」と米ニューヨーク・ポスト紙のインタビューで明かした。
引退して以降、ほぼ毎月のように家を訪問して話をしていると明かしたキャロン氏は、「彼の人生に、私のことを留めようと一生懸命頑張ってきました。私の感覚では、最初の1~3分で私が誰であるかを認識するようだ。以前は真の読書家だったが、今は本を読んでいません。言語能力はもう彼には備わっていませんが、それでも彼はまだブルースなんだ」とコメント。病気を患う前は、人生を愛しており、毎朝起きて人生を精いっぱい生きることを愛していたが、今はその生きる喜びを失ってしまったと話し、「病気は衝撃的」だとウィリスさんの現状について語っている。
現在は妻でモデルのエマ・ヘミングがウィリス氏の介護を行っており、2人の間には11歳と9歳の娘がいる。また、前妻で女優のデミ・ムーアとの間にも3人の娘がおり、キャロン氏は家族ともカジュアルな関係を築いていると話している。
80年代にABCテレビで大ヒットした「こちらブルームーン探偵社」は、今月10日から動画配信サービスHuluで配信がスタートし、ファンを喜ばせている。キャメロン氏は、ウィリス氏の状態が悪化する前にドラマが配信されると伝えることができたと喜び、「たとえ言葉で伝えられなくても、彼がこの番組が配信されることを喜んでいることをが分かる。一緒に時間を過ごした時、この話題について語り合い、彼はワクワクしているようだった」と述べている。
探偵デイヴィッド・アディスンを演じたウィリスさんは、この作品がきっかけで大ブレイクし、スターダムにのし上がるきっかけをつかんだことで知られる。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)



