漫画家の倉田真由美(52)が19日までにX(旧ツイッター)を更新。夫で映画プロデューサーの叶井俊太郎氏(56)の膵臓(すいぞう)がんを見落とした病院に対するネット上の口コミで高く評価されていることを受け、「患者はおろか医師本人も自分がヤブと気づけないのではないか」と懸念を示した。

倉田氏は「夫の激しい黄疸を見逃し『胃炎』診断した総合病院、口コミ評価を見ると星が3以上ある」と書き出し、「これでは患者は避けられない」と指摘。「誤診なんて珍しくないだろうが、命に関わる誤診を繰り返している医師については情報共有がされるべき」と訴えるとともに、「しかし現状そのシステムがないから、患者はおろか医師本人も自分がヤブと気づけないのではないか」とした。

倉田氏は今月11日、夫の叶井氏が1年以上前に膵臓がんと診断され、「悪ければ半年、長くても一年」と余命宣告を受けたことを公表。激しい黄疸が出たため大規模の総合病院を受診するも「胃炎」と診断され、「『癌?いやもし癌なら末期で死にかけの色ですよ』と言われて帰されました」という。3軒目に受診した病院でようやく膵臓がんが発覚した経緯を説明し、「癌の標準治療は選択しなかったので『もっと早く発見できていれば』という後悔は夫も私もありませんが、胃炎診断を信じていたら胆管が詰まったまま胆管炎で死んでいたかもしれません」とつづっていた。