石田ゆり子(54)岡部たかし(51)が、このほど東京・渋谷のNHKで、伊藤沙莉(29)がヒロインを務める24年度前期連続テレビ小説「虎に翼」取材会を行った。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官となった三淵嘉子さんをモデルにした物語。2人は伊藤ふんするヒロイン猪爪寅子(いのつめ・ともこ)の両親を演じる。

朝ドラ初出演の石田は、母親・はるを演じ「若い時は何回もヒロインのオーディションを受けて、全部落ちてきまして。ヒロインの年齢ではなくなり、すっかり縁遠くなっていたので、ついに来た!という感じです」とオファーに笑顔。そして「ついに来たのが『お母さん』というのが、私にはこういう感じが合ってるなと。沙莉ちゃんが娘と聞いてうれしかったです」と共演を喜んだ。

また伊藤を「沙莉ちゃんは夢と希望がいっぱい詰まった、弾んでるボールみたいな感じ」と表現し、「バーンと飛んでくる感じ。ぶつかってきてくれて、それに私たちも刺激されて、いい芝居になる。尊敬しております」と語った。

岡部は、父親・直言役の依頼がすぐには信じられず「マネジャーから『こんな話があるんやけど』と聞いて、エーッ!となった」。妻役についても「石田ゆり子さんと聞いた時、ものすごく驚いたことを覚えてます。とにかく驚きで、今もまだ緊張が解けていない感じで撮影が進んでます」と苦笑した。

クランクインからあまり日にちがたっておらず、現在は家族らしい距離感を構築中という。親しくなるための努力について聞かれた岡部は「思い切って石田さんを抱いてみました」と話して会場をザワつかせると、「お芝居で。そういうシーンがあるんです」と改めて説明。「お芝居上なので出来ること。思い切って『やり過ぎやで』ということをやっていくことも大事かな」と笑った。