女優橋本環奈(24)が主演、カンテレ制作フジテレビ系連続ドラマ「トクメイ!警視庁特別会計係」(月曜午後10時)の第3話が30日に放送され、平均世帯視聴率が5・3%(関東地区速報値)だったことが31日、ビデオリサーチの調べで分かった。第1話から6・3%、5・6%だった。平均個人視聴率は2・9%で、第1話から3・6%、3・1%だった。

橋本はカンテレ・フジテレビ系初主演。緊縮財政を強いられた警察組織は、かねて警視庁のお荷物所轄と呼ばれる万町署で、捜査費などにメスを入れる“経費削減”テストを断行。そんな経費削減の“特別命令(トクメイ)”を背負って本庁から派遣された特別会計係の女性警察官・一円(はじめ・まどか/橋本環奈)だったが、そこで待ち受けていたのは無駄な器物破損やいかがわしい情報屋との交流、使途不明な経費などがまかり通ってきた所轄署のひと癖もふた癖もある個性豊かな刑事たちだった。「捜査に金は必要だ!」と話す刑事たちと、時にぶつかり合い時に協力して、次々と起こる事件を解決へと導く新しい警察エンターテインメント!。橋本の他には沢村一樹、松本まりか、JP、前田拳太郎、結城モエ、福井晶一、米本学仁、前野えま、安藤嗣海、徳重聡、鶴見辰吾、佐藤二朗らが出演する。

▼第3話あらすじ

ある日、毎年行われる一日警察署長イベントに刑事課が駆り出されると知った円は、彼らの残業時間と経費が増えることを理由にイベントの中止を訴える。ところが、湯川(沢村一樹)はイベントの中止に大反対。どうやら年に1度の恒例行事を誰よりも楽しみにしているらしく、中止にするなら仕事を放棄してストライキするとまで言い出す。そこで円は、例年どおりイベントを開催する代わりに経費削減に協力するよう持ちかけ、利害が一致した2人は手を組むことになった。

一方、さゆり(松本まりか)や中西(徳重聡)ら刑事課のメンバーは、副署長の中塚(鶴見辰吾)が、爆弾犯との交渉に差し出した500万円の出どころが気になっていた。中塚が“脅迫者X”に脅されているのではないかとにらんだ一同は、ある大胆な方法で中塚の身辺を探ることを思いつく。

そんななか、地下アイドル・マリリンのライブ会場で、男が売上金30万円を強奪する事件が発生。防犯カメラの映像から、被疑者として糸間という男が浮上するが、糸間はすでに滞在先のホテルをチェックアウト。そのうえ自宅ははるか遠くの沖縄だと分かる。

同じ頃、湯川との約束を守るため、イベント開催に向けて動き出した円は、一日警察署長に大人気の若手俳優・氷河涼をキャスティングすることに成功。ところが、本番3日前に想定外の事態が起き、イベントは中止の危機に追い込まれてしまう。