菅野美穂が主演するテレビ朝日系ドラマ「ゆりあ先生の赤い糸」(木曜午後9時)の第3話が2日に放送され、平均世帯視聴率が6・0%(関東地区、速報値)だったことが6日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は3・2%だった。

前回は世帯6・3%、個人は3・4%だった。

今年の手塚治虫文化賞で大賞を受賞した、入江喜和氏の同名漫画が原作。主婦の伊沢ゆりあ(菅野)が数々の困難に遭遇しながら、持ち前の忍耐力で人生の大波を乗り越えていく痛快作。

◆第3話あらすじ

「おふたりのここからの3年間を、私に預けていただきたい」

いまだ昏睡(こんすい)状態にあり、回復の目途が立たない夫・伊沢吾良(田中哲司)の“彼氏”・箭内稟久(鈴鹿央士)と“彼女”・小山田みちる(松岡茉優)に向かって、3年を一区切りに同居しながら自宅介護を手伝ってほしいと切り出した主婦・伊沢ゆりあ(菅野美穂)。みちるへの敵対心をあらわにする稟久は断固拒否し、伊沢家への出入りを断念するが…。

その直後、稟久から別れのキスを受けた吾良が突然目を開け、涙を流した。心が揺らいだ稟久は、同居についてはいったん保留にするも、引き続き介護のため伊沢家へ通うことに。一方、経済的に困窮していたみちるは吾良の“隠し子(!?)”・小山田まに(白山乃愛)と小山田みのん(田村海夏)と共に、伊沢家で本格的な同居を開始する。

ところが、ゆりあがわずかな希望を託して始めた“新しい生活”は、想像以上にさまざまな感情がもつれ合っていく。みちる親子との同居には義母・伊沢節子(三田佳子)も義妹・伊沢志生里(宮澤エマ)も懐疑的。稟久とみちるの仲も相変わらず険悪で、一向に歩み寄る気配がなかった。

そんな七転八倒な日々の中、ゆりあ自身の生活にも新たな変化が訪れる。自宅介護用の改装で世話になった若き便利屋で、ゆりあと同じ名前の幼き息子・伴優里亜(佐藤大空)をワンオペで育てる子煩悩な父でもある伴優弥(木戸大聖)に、刺しゅうを教えることになったのだった。優里亜とも対面し、心がほぐれるゆりあ。ところが、優弥がふと発したある言葉に、ゆりあの心は人知れずモヤモヤする。