3日に公開したゴジラ生誕70周年記念映画「ゴジラ-1.0」(ゴジラマイナスワン、山崎貴監督)が、5日までに興行収入(興収)10億4119万3460円を記録し、公開から3日間で興収10億円を突破した。製作、配給の東宝が6日、発表した。動員は、64万8577人を記録した。

「ゴジラ-1.0」は、1954年(昭29)の初代「ゴジラ」(本多猪四郎監督)が公開された「ゴジラの日」の3日、邦画最大級の全国522館で公開。初日の午後3時時点で、興行収入82億5000万円を記録した16年「シン・ゴジラ」(樋口真嗣監督)との動員対比265%と好スタートを切った。その後の3日間を見ても、同作と興収対比122・8%、動員対比114・7%と、興収100億円を目指せるペースを維持している。

「ゴジラ」は、製作・配給の東宝が1954年(昭29)11月3日公開の「ゴジラ」(本多猪四郎監督)から「ゴジラ-1.0」まで30作を製作、配給してきた。主演の神木隆之介(30)が戦争から荒廃した日本に生還も両親を失った敷島浩一、浜辺美波(23)が焼け野原の戦後日本を単身で強く生き、戦争帰りの敷島と出会う大石典子を演じた。撮影は22年3~6月に終え、VFXを製作し、本編は5月に完成した。

12月1日に公開される北米でも、邦画としては空前の1500スクリーンで上映される。現地時間で11月3日に日付が変わった瞬間に、北米公開に向けて公開された予告編が解禁され、2日間で2802万回以上の再生数を記録した。今週には米ロサンゼルスで北米プレミアが行われ、神木と山崎貴監督(59)が参加する。

※全国522館の内訳はIMAX49館、MX4D15館、4DX SCREEN4館、4DX60館、ScreenX10館、ドルビーシネマ9館。