ムロツヨシ(47)が主演、平手友梨奈(22)がヒロイン役を務めるフジテレビ系連続ドラマ「うちの弁護士は手がかかる」(金曜午後9時)の第7話が24日に放送され、平均世帯視聴率が6・4%(関東地区)だったことが27日、ビデオリサーチの調べで分かった。第1話から6・9%、6・6%、7・0%、7・1%、5・9%、6・6%だった。平均個人視聴率は3・6%で、第1話から3・9%、3・9%、4・0%、4・4%、3・5%、4・0%だった。

同局史上「金曜9時」が54年ぶりにドラマ枠として復活。ムロは同局系ゴールデン・プライム帯(午後7時~同11時)の連ドラ初主演で、平手とは初共演。今作はムロ演じるスター女優を育てた元敏腕芸能マネジャーの主人公・蔵前勉(くらまえ・べん)が、平手演じる超エリートなのにどこかポンコツな天才新人弁護士の天野杏(あまの・あん)に振り回されながら、パラリーガルと呼ばれる専門アシスタントとして奮闘する育成型リーガルエンターテインメント。

▽第7話あらすじ

蔵前勉(ムロ)と天野杏(平手)のもとへ野村聖子(安藤聖)という女性が訪ねてくる。聖子の依頼は、笠原梨乃(吉瀬美智子)が主演している連続ドラマの放送を止めて欲しい、というものだった。

20年前「成り金老人殺人事件」と呼ばれた事件があった。この事件は、裕福な老人の愛人だった女子大生が遺産目当てに毒を飲ませて殺害したとされ、連日ワイドショーで報道され日本中を騒がせていた。その女子大生こそ、聖子だというのだ。聖子は事件直後から散々マスコミに追い回されたが、世間が飽きてくると次第に扱いも小さくなり、真犯人が逮捕されたときは大して報道されなかった。それ故、聖子は世間から殺人犯だと勘違いされたまま何年も偏見の目にさらされたが、ようやく何も言われなくなったと思っていた矢先「成り金老人殺人事件」に酷似している事件、しかも女子大生が真犯人だとするドラマが放送されたのだ。聖子は、放送しているヤマトテレビに抗議したがまともに取り合ってもらえなかったという。しかし、このドラマのせいで、小学生の娘が「人殺しの娘」と呼ばれたことに心を痛めた聖子は、かつてヤマトテレビと法廷で戦った杏の存在を知って助けを求めにきたのだ。

次の放送まであと5日。依頼を引き受けた杏は、過去の記事などを調べ始める。一方、蔵前は、ヤマトテレビのドラマプロデューサー・静川薫(東根作寿英)を訪ねる。そこで蔵前は梨乃と再会し…。