ムロツヨシ(47)が主演、平手友梨奈(22)がヒロイン役を務めるフジテレビ系連続ドラマ「うちの弁護士は手がかかる」(金曜午後9時)の第8話が1日に放送され、平均世帯視聴率が6・4%(関東地区)だったことが4日、ビデオリサーチの調べで分かった。第1話から6・9%、6・6%、7・0%、7・1%、5・9%、6・6%、6・4%だった。平均個人視聴率は3・6%で、第1話から3・9%、3・9%、4・0%、4・4%、3・5%、4・0%、3・6%だった。

同局史上「金曜9時」が54年ぶりにドラマ枠として復活。ムロは同局系ゴールデン・プライム帯(午後7時~同11時)の連ドラ初主演で、平手とは初共演。今作はムロ演じるスター女優を育てた元敏腕芸能マネジャーの主人公・蔵前勉(くらまえ・べん)が、平手演じる超エリートなのにどこかポンコツな天才新人弁護士の天野杏(あまの・あん)に振り回されながら、パラリーガルと呼ばれる専門アシスタントとして奮闘する育成型リーガルエンターテインメント。

▽第8話あらすじ

蔵前勉(ムロ)の前に、女優の笠原梨乃(吉瀬美智子)が現れた。「やっぱり私にはあなたが必要なの。戻ってきてほしい」と言って頭を下げる梨乃。蔵前は、突然のことに困惑しつつ、去って行く梨乃の背中を見つめていた。

あくる日、早川ゆう子(高田聖子)という女性が香澄法律事務所に駆け込んでくる。ゆう子は、父の遺産を姉に渡したくない、と香澄今日子(戸田恵子)たちに告げ……。ゆう子によれば、父・佐野将太郎(小沢直平)の遺産は、人より猿の方が多いと言われる山梨・猿飛村の実家と土地に山がひとつ。預金は残っていないという。それを聞いた今日子は、この件を天野杏(平手)に担当させると、蔵前には「相手から断られるように話を持って行け」と指示する。資産価値がないからだった。

田舎暮らしを嫌い、高校卒業後に上京したゆう子は、20代はOL生活を送っていたという。ゆう子は観光業、姉の佐野温子(浅野ゆう子)はアパレルで働いていた。しかし3年前に将太郎の介護が始まると、温子は仕事を理由にゆう子にすべてを押しつけたらしい。温子は遺産をすべてゆう子に譲ると約束していた。だが、将太郎の葬儀が終わると「遺言書を預かっている」と言いだしたというのだ。ゆう子は、温子とは母親が違うためいつも分かり合えない、と杏に訴え……。