リーダー譜久村聖(27)の卒業公演となる「モーニング娘。’23」秋ツアーファイナルが29日、横浜アリーナで行われ、モー娘と、15年間在籍したハロー!プロジェクトを笑顔で卒業した。

アンコールのセレモニーでは、1万2000人のみずきコールの中、純白のドレス姿で登場。「どんな時も大きな愛をくれたファンの皆さん」と呼びかけ、感謝の手紙を読み上げた。

「2011年1月2日、つんく♂さんが掛けてくださった魔法の言葉で、あの日から私はモーニング娘。になりました」とデビュー当時を懐かしそうに振り返り、笑顔。「ずっとモーニング娘として駆け抜けてきたから、明日からの私が何してるのかなって、まだ考えられません。でもやっと、私が夢としてきた後輩たちに夢を託すことがかないます」と胸を張った。

メンバー1人1人にメッセージし、同期の生田衣梨奈(26)に感謝を伝えると、少し涙ぐむ場面も。最後は「これからも私の頭の中からモーニング娘。が離れることはないと思います」。メンバーカラーの「恋ぴんく」のペンライト一色になった観客席を見渡し、「きょうも一番の幸せ者です。こんなにきれいな恋ぴんくを見られて、本当に幸せです。本当にありがとうございました!」。最後のソロ曲に、人生の素晴らしさをテーマにした「I WISH」を選び、明るく歌い上げた。

譜久村は08年にハロプロエッグとして活動を開始。11年にモー娘9期メンバーとして加入し、14年、9代目リーダーに就任。歴代最長の8年にわたりグループをけん引してきた。19年からはハロプロのリーダーにも就任。ハロプロ在籍15年と8日(5639日)は歴代最長。今後は、充電期間をとったのち、芸能活動を続ける意向という。