日本テレビ系バラエティー番組「午前0時の森」(月、火曜午後11時59分)が来春で終了することが4日、分かった。昨年4月の開始から2年で幕を閉じる。

日テレでは来春いっぱいで土曜午後7時56分から放送中の「世界一受けたい授業」、同9時からの「1億3000万人のSHOWチャンネル」の両バラエティー番組終了も決定。同局は取材に対し「改編の詳細についてはお答えしておりません」としたが、関係者によると水曜午後10時ドラマ枠の土曜日移行も検討されており、ゴールデン・プライム帯(午後7~11時)を「積極的無改編」とした昨年からは一変した春を迎えそうだ。

「午前0時-」は月曜に劇団ひとりと関ジャニ∞村上信五、火曜にオードリー若林正恭と水卜麻美アナウンサーがレギュラー出演。「挑戦的企画を繰り広げる超実験的生バラエティー」とした深夜の生放送番組として期待されたが、本放送開始前のパイロット版でゲスト出演者による女性の身体的特徴に関する性的な発言や差別表現があり、収録放送へシフトチェンジ。6月には火曜はゲストを招く形に刷新するなど変化に励んだが、視聴率なども伸び悩み終了が決まった。

日テレは日本中が熱狂したWBCなどを放送したテレビ朝日の猛追を受けるなどし、13年度から9年連続で続いてきた年度個人視聴率3冠を前年逃したばかり。バラエティー番組の隆盛で17年以降、消滅しているゴールデン帯(午後7時~10時)ドラマ枠復活を期待する声も多く、“積極的改編”で盛り返しを狙うことになりそうだ。