乃木坂46のアンダーメンバーが27日、横浜・ぴあアリーナMMで3日間行われた「34thSGアンダーライブ」を完走した。昨年12月発売の最新シングル「Monopoly」のアンダー楽曲「思い出が止まらなくなる」参加メンバー14人が出演し、3日間で3万人を動員した。

同曲でセンターに選ばれ、アンダーライブ初座長を務めた5期生の中西アルノ(20)は、本編ラストで「走り続けた3日間でした。たくさん自分自身と、アンダーライブと、アンダーメンバーと、乃木坂46と向き合ってきました。みんな優しくてあったかくて、努力家で。それに加えて、こんなにたくさんの愛を送ってくださる(ファンの)方々がいっぱいいて…」と感慨を込めた。「乃木坂46って最強なんですよ。だから、私たちもこのアンダーライブ、史上最強を更新し続けます。最後の最後まで、見届けてください!」と伝え、拍手を浴びた。

「思い出が止まらなくなる」を披露し、息を切らしながら、声を震わせた。「全部出し切ったって言えるライブができたと思います。私たち14人は選ばれてこのステージに立っています。私は今ここにいることに誇りを持っています」と言い切り、大歓声を浴びた。

アンダーライブはシングル選抜外のアンダーメンバーによって14年からスタート。今年で10周年を迎える恒例の公演だ。独特の熱量と、思いの込もったパフォーマンスでファンを魅了してきた。アンコールで清宮レイ(20)は「私、当たり前に感じちゃっていたんですけど、ファンの方が私たちを求めてくれることにすごくありがたいな、あらためてすごく恵まれているなって気持ちでいっぱいになりました」と笑顔で感謝した。

矢久保美緒(21)も「私たちはアンダーメンバーという名前が付いているので、かわいそうと思われている方がいるかもしれないけど、こんなに求めてもらえて、こんなに声援をいただけることが本当にうれしい」と伝えた。さらに伊藤理々杏(21)が「アンダーメンバーって1人1人が悔しさとか複雑な心境とか葛藤とか持っているけど、その思いをステージにぶつけて、皆さんにこうやって受け取ってもらえることが幸せ」と続き、2人で涙を浮かべながら抱き合った。

ダブルアンコールで再び「思い出が止まらなくなる」を披露。中西が「やりたかったことがあるんです」と切り出し、14人で手をつないだ。マイクを通さず肉声で「ありがとうございました!」と叫び、千秋楽公演を終えた。