歌手泉谷しげる(75)が28日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」(日曜午前10時)で現在、活動休止中のダウンタウン松本人志(60)について発言したコメントがネットで注目を集めている。

松本は自身の2015年の一般女性への性的行為強要疑惑を報じた「週刊文春」を発行する文藝春秋などの提訴に専念するため現在、活動休止中。一方の週刊文春は松本への告発記事を4週連続で掲載している。

泉谷は「オレは自分の付き合いでしか、ものが言えないんで。松本人志ってヤツはオレにとってはね、おとこ気のある、本当に面倒見のいい、素晴らしい男だと思っているわけさ。悪く言う気はないよ」と前置きしつつ、話を進めた。

そう語ったあとに「だけど、こうなっちゃった以上は、客観的にならざるをえない」と語り「裁判はしないほうがいいんじゃないかな。余計なことまでどんどんバレちゃうし、ご家族のことを考えると、もうちょっとしんどいかな」と、持論を述べた。

さらに「週刊文春は『性加害があった』とは書いてなく『(性加害があった)という訴えがあった』ということを…だから、ちゃんと非常に逃げ道を用意している」と話し「オレはね、基本的に松本人志は尊敬はされるけど、女にモテるタイプだとは思っていない。だから尊敬は尊敬として、尊敬で遊んで帰してあげた方が、もしかしたら恋愛が生まれるキャラなのよ」と私見を述べた。さらに「(後輩芸人らに)セッティングさせていること自体、モテない、って言ってるようなもんなんだよ」と指摘した。

SNSでは泉谷の一連のコメントが拡散。Xでは泉谷のコメントに対し「泉谷しげる氏が思ってたこと全部言ってくれた」「泉谷しげるさんの言葉はやっぱり良いな……体温がある言葉だなと僕は思ったよ」「とうとう出たね。。。松本人志騒動に関するドンピシャに的を射た見解が」「あー、泉谷しげるさんってこんな事考えられる人なんだ 目から鱗。たしかにな」などの内容となっている。

一方で「そういう話ではなく、素人となし崩し的に性交をするという性癖なんだと思う」などと別の見方からの書き込みもあった。

報道をめぐっては、今月8日に吉本が「さまざまな記事と対峙(たいじ)して、裁判に注力したい」という松本の意向を受けて、松本の活動休止を発表。今後の裁判について代理人は「記事に記載されているような性的行為やそれらを強要した事実はなく、およそ『性加害』に該当するような事実はないということを明確に主張し立証してまいりたいと考えております」とした。

一方、文春側は同社サイトで「週刊文春」編集部のコメントを発表。「一連の記事には十分に自信を持っています。現在も新たな告発者の方々のお話をうかがい、慎重に裏付け取材をしております。提訴によって委縮することなく、今後も報じるべき事柄があれば、これまで通り報じてまいります」としている。