竹内涼真(30)の神対応を何度も目の当たりにする1カ月だった。

主演映画「劇場版 君と世界が終わる日に FINAL」(菅原伸太郎監督)の公開直前イベント、舞台あいさつを取材した。ファンサービスでは、1人1人のファンに笑顔で対応。共演者のハプニングをフォローする姿も印象的だった。

「きみセカ」は21年1月期の日本テレビ系で放送された地上波ゴールデン帯連続ドラマでは初となった“本格ゾンビ作品”の劇場版で集大成。完結編となる今回は、主人公・間宮響がワクチン開発の研究材料として連れ去られた娘を救うため、最後の戦いに臨む。

4年間、同作に向き合ってきた竹内は「途中で命を落とした仲間達の思いも背負って劇場版に臨んだので、素晴らしいキャストと良いパワーと勢いが一致して良いモノが現場で生まれていたと思います」と何度も熱く語ってきた。

公開直前イベントは屋外で「ゴーレムアライバルイベント」と題して実施。ファンそれぞれにサインを書き、手を振りながらレッドカーペットを歩き、ファンお手製のうちわに書かれた「投げキスして」にも笑顔で応じた。

この日の気温は4度。集結したゴーレム(=ゾンビ)をキャノン砲で撃退する映画さながらの演出も行われた。しかし、キャノン砲から出てきた銀テープが強風で飛ばされ、共演した高橋文哉や堀田真由がテープまみれになるハプニングが発生。誰よりも早く2人に駆け寄ったのは竹内だった。その姿にファンも歓声を上げていた。

その後行われた舞台あいさつで、高橋文哉が突然汗が止まらず、一時降壇。「文哉くんが心配なんですけれども」と共演者を気遣いながらも、竹内はすかさず「さてさて、誰が何します? とりあえず須賀健太にしておきますか!」と明るく場内を盛り上げた。

舞台へ再登壇し、申し訳なさそうに謝る高橋が「本当にあっという間に終わる約2時間なので、ぜひ楽しんでください」と話すと、竹内は「もう言うことはないです。ゆっくり堪能していってください」と笑顔を見せ、2人の絆に自然と拍手が沸き起こった。

そして、竹内自身が「宣伝活動も今日でいったん、一区切り」と話した、公開記念舞台あいさつは、主題歌「谺(こだま)する」を担当し、プライベートでも親交のある菅田将暉(30)とともに登壇した。

トーク後の記念撮影直前に、客席前方からサプライズでゴーレムが登場。驚きのあまり、涙を流すファンもいた。記念撮影は滞りなく行われたが、降壇する際に竹内は駆け足で、ゴーレムの真後ろに座っていた女性ファンに駆け寄り「大丈夫だった? 怖かったよね。驚かせてごめんね」と声をかけていた。突然竹内から声をかけられたファンは放心状態に。状況をのみ込んだのか、数分後に今後は喜びの涙を流していた。

共演者皆が座長ぶりを絶賛していたが、共演者だけではなく、ファンへも同様。1人1人に心を込めて対応していることを実感できる瞬間だった。【加藤理沙】