草なぎ剛(49)が、Netflix製作の映画「新幹線大爆破」(樋口真嗣監督)で主演を務めることが28日、分かった。75年に高倉健さん主演で公開され、今なお世界中で語り継がれるパニック映画の金字塔が、リブート作品としてよみがえる。

主演の草なぎと樋口監督は、映画「日本沈没」以来18年ぶりのタッグ。また、草なぎにとって高倉さんは憧れの存在で、手紙のやりとりをするなどの私生活での交流もあった。12年の映画「あなたへ」で共演した際には「演技を超越して、人間としてすてきに生きることを学んだ」とコメントしていた。草なぎは「世界をドキドキさせられる作品を作り上げたいと思います! 前作主演の高倉健さんの気持ちを受け継ぎ、全力で挑みます」と大役に正面から挑む。

原作のファンでもあった樋口監督は、本企画を長年温めてきた。「空前のスケール、ショッキングな展開をシャープに描きます。ご期待ください」と新旧のファンに呼びかけた。

物語は、爆弾を抱えた新幹線の内外で起こる人間たちの攻防を描く。最新のVFX(ビジュアル・エフェクツ)と特撮を融合させ、面影を残しつつ、新たな一作の誕生となりそうだ。作品はNetflixで世界配信を予定している。