タレント、モデルの、みりちゃむ(21)が、橋本環奈主演の24年度後期NHK連続テレビ小説「おむすび」に出演することが5日、同局から発表された。朝ドラ初出演となる。

「おむすび」は橋本演じる福岡育ちの「平成ギャル」結の物語で、みりちゃむは結の姉・歩が結成した「博多ギャル連合(ハギャレン)」の、現在の総代表「ルーリー」こと真島瑠璃役を演じる。みりちゃむのほか、ハギャレンメンバー役は、谷藤海咲(24)岡本夏美(25)田村芽実(25)が務める。いずれもオーディションによる選出。

みりちゃむは「今回こんな大きな役をいただけて、うれしい半面めっちゃビビってます(笑い)。私たち令和ギャルが憧れていた平成ギャルを演じさせてもらえることが、とてもうれしいです。私も元からギャルなのでとても演じやすい役なのですが、母親が元ギャルでコギャル世代だったため、母親に聞きながら役づくりをしています(笑い)。令和ギャルと言われている私たちですが、平成ギャルとはやっぱり何か見た目やマインドなど多少異なる部分があり、この役を通して新しい発見や刺激をもらっています。親世代の方は懐かしいなぁこんなのあったなぁって懐かしみながら、楽しく見ていただけたらと思います。演技経験もまだまだ未熟で、周りのキャストさんやスタッフさんに助けられながら精いっぱい演じさせていただきますので、たくさんの方に見ていただけたらうれしいです!」とコメントした。

佐野勇斗、菅生新樹、松本怜生、中村守里の出演も発表された。制作統括の宇佐川隆史氏は今作について「『最高の若手を(人数関係なく)発掘したい!』と思い、従来にも負けない規模でオーディションを行いました」と、2255件の応募があったことを公表。「有名無名は一切関係なし。5か月間かけ、“リアルガチ”で選んだキャストが、まずは6名(みりちゃむさん、谷藤海咲さん、岡本夏美さん、田村芽実さん、中村守里さん、菅生新樹さん)。そして『この役は、ぜひこの方に』とオファーさせて頂いた、佐野勇斗さん、松本怜生さんを含め、総勢8名の若手出演者がそろいました」と説明した。

みりちゃむは本名が大木美里亜で、ギャル系雑誌「egg」の専属モデル。SNS総フォロワー数は50万人近くに達する。元テレビ東京プロデューサー佐久間宣行氏のYouTubeチャンネルで錦鯉・渡辺隆(45)を罵倒し、渡辺が喜ぶという構図の企画「罵倒キャバクラ」に出演し、一躍人気を獲得。「口喧嘩最強ギャル」として、バラエティーやトーク番組でも歯に衣(きぬ)着せぬ発言で注目されている。

ドラマはギャルの主人公・米田結が神戸、大阪に移り住み、栄養士となって現代人の問題を「食の知識とコミュ力」で解決するオリジナル作品。結の姉で、地元・福岡で“伝説のギャル”として知られた歩(あゆみ)役を仲里依紗(34)が演じるほか、結の家族として北村有起哉、麻生久美子、宮崎美子、松平健らの出演が発表されている。脚本は「正直不動産」の脚本家・根本ノンジ氏。

現在は笠置シヅ子をモデルにした趣里がヒロインの「ブギウギ」が109作目として放送中。24年の前期、110作目は伊藤沙莉がヒロインの「虎に翼」に決まっている。