「Dr.スランプ」「ドラゴンボール」など、日本を代表する少年漫画の第一人者として知られる、漫画家の鳥山明さん(とりやま・あきら=本名同じ)が、3月1日に亡くなった。68歳だった。連載していた「週刊少年ジャンプ」(集英社)の公式サイトで8日、発表された。

2作を放送していたフジテレビは同日、追悼コメントを発表。「突然の訃報に驚いております」とした上で鳥山さんをしのんだ。

同局は81年、「Dr.スランプ アラレちゃん」のタイトルで鳥山さん原作のアニメ放送をスタート。主人公・則巻アラレのキュートで破天荒な魅力と「んちゃ」「キ~ン」などの“アラレ語”が流行語となり、ほどなく視聴率30%を超える人気番組となった。86年から97年まで放送された「ドラゴンボール」は日本のテレビアニメでも屈指のヒット作に。同局は「『Dr.スランプ』、『ドラゴンボール』シリーズのアニメを長年放送させていただきました。どちらの作品も世代を超えて多くの方に愛され、当社で放送したアニメ、映画作品も大人気となり、日本のみならず国境を飛び越え世界中の人たちに夢を与え続けてきました。ユーモアと感動にあふれ、世界中で愛される数々の作品を放送できたことは、この上ない幸せでした。これからも、鳥山さんが生み出した素晴らしい作品を大切にしていきたいと考えております」と感謝した。

▼以下全文

突然の訃報に驚いております。フジテレビは、鳥山明さんが世に送り出した『Dr.スランプ』、『ドラゴンボール』シリーズのアニメを長年放送させていただきました。どちらの作品も世代を超えて多くの方に愛され、当社で放送したアニメ、映画作品も大人気となり、日本のみならず国境を飛び越え世界中の人たちに夢を与え続けてきました。ユーモアと感動にあふれ、世界中で愛される数々の作品を放送できたことは、この上ない幸せでした。これからも、鳥山さんが生み出した素晴らしい作品を大切にしていきたいと考えております。

この度のご訃報に触れ、残念でなりません。これまでの多大なるご功績に深く感謝申し上げるとともに、謹んで心より哀悼の意を表します。

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