「Dr.スランプ」「ドラゴンボール」など、日本を代表する少年漫画の第一人者として知られる、漫画家の鳥山明さん(とりやま・あきら=本名同じ)が、3月1日に亡くなった。68歳だった。連載していた「週刊少年ジャンプ」(集英社)の公式サイトで8日、発表された。
ゲーム会社「スクウェア・エニックス」が自社の公式サイトを更新。「ドラゴンクエスト」シリーズのキャラクターデザインを担当した鳥山さんをしのんだ。
「鳥山明先生の訃報に接して」と題された書面をアップ。「鳥山明先生は長年に亘り、『ドラゴンクエスト』シリーズ作品のキャラクターデザインを手がけてこられました。鳥山明先生が生み出すキャラクターはゲームの作り手と遊び手の想像力をかき立て、心のなかに広大な冒険の世界を描き出してくださいました」と切り出した。
そして「スライムをはじめとする魔物でありながらもどこか愛らしいモンスターたちは、『ドラゴンクエスト』の世界に温かみを与えてくださいました。鳥山明先生が生み出したキャラクターや世界観は、今後の『ドラゴンクエスト』でも息づいてまいります」と続けた。
最後に「鳥山明先生の生前のご功績に心より感謝申し上げます。謹んで哀悼の意を表しますとともに、安らかにご永眠されますようお祈りいたします。株式会社スクウェア・エニックス『ドラゴンクエスト』チーム」と締めくくった。
「ドラゴンクエスト」は旧エニックス時代のモンスターソフトで1986年5月27日に発売された「ドラゴンクエスト」を第1作とする。
▼「スクウェア・エニックス」発表全文
漫画家の鳥山明先生が2024年3月1日、ご逝去されました。突然の悲報に接し、驚きと悲しみに堪えません。
鳥山明先生は長年に亘り、「ドラゴンクエスト」シリーズ作品のキャラクターデザインを手がけてこられました。
鳥山明先生が生み出すキャラクターはゲームの作り手と遊び手の想像力をかき立て、心のなかに広大な冒険の世界を描き出してくださいました。
スライムをはじめとする魔物でありながらもどこか愛らしいモンスターたちは、「ドラゴンクエスト」の世界に温かみを与えてくださいました。
鳥山明先生が生み出したキャラクターや世界観は、今後の「ドラゴンクエスト」でも息づいてまいります。
鳥山明先生の生前のご功績に心より感謝申し上げます。
謹んで哀悼の意を表しますとともに、安らかにご永眠されますようお祈りいたします。
株式会社スクウェア・エニックス
「ドラゴンクエスト」チーム