アニメ「ちびまる子ちゃん」で主人公・まる子の声を務めている声優TARAKOさん(本名非公表)が亡くなったことが9日、分かった。63歳だった。群馬県太田市出身。死因は明らかにされておらず、ここ最近は闘病中だったという。

訃報を受け、TARAKOさんと交流のあった声優らも哀悼の意を表した。人気アニメ「美少女戦士セーラームーン」のタキシード仮面や「名探偵コナン」の安室透を演じる古谷徹(70)は自身のX(旧ツイッター)で「TARAKOが急死したと知りました。鳥山明先生と連日の訃報にショックです。彼女とはアニメの共演はなかったと思うけど、40年近く前から面識があったシンガー・ソングライター、舞台女優、声優と、その才能に感心していました。心からご冥福をお祈りします」。「うる星やつら」のラム役を務めた平野文(68)は自身のXにTARAKOさんとの写真を投稿。「ちょ、ちょっと待って!なにがおこっているのか、わからない・・。」と事態を飲み込めない様子で「『うる星やつら』で女生徒Aからしゅがあ役。ずっと一緒だったよね。『アンパンマン』のときも。和彦さんとの、この3ショット。TARAKOちゃん!見てる?」と悲痛な心境を吐露した。

「ポケットモンスター」のサトシ役で知られる松本梨香(55)は「タラちゃんの訃報。血が逆流した。あまりの衝撃に息ができない 嘘でしょ。タラちゃんに伝えたいありがとうがいっぱいあるんだ」、「魔法の天使クリィミーマミ」で主人公クリィミーマミを務めた太田貴子(56)は、昨年5月に行われた「声優紅白歌合戦2023」でTARAKOさん一緒に撮影した写真を投稿。「もう、まる子ちゃんの声がきけないなんて、信じられません」と惜しんだ。