フジテレビ系アニメ「ちびまる子ちゃん」(日曜午後6時)で「まる子」役を演じた声優のTARAKOさんが4日未明に亡くなった。63歳だった。

9日に訃報が発表されたことを受けて、Xには死を惜しむ声が相次いだ。その中で、TARAKOさんが出演し、40年以上も前に放送されていたアニメ「戦闘メカ ザブングル」がトレンドワードに急浮上した。

「戦闘メカ ザブングル」は、1982年(昭57)2月から翌83年1月までテレビ朝日系で放送されたロボットアニメで「機動戦士ガンダム」で知られる富野由悠季監督が、同作と同じ枠で2年ぶりにテレビアニメ監督として復帰した作品として知られる。TARAKOさんは、主人公ジロン・アモス(声=大滝進矢)を慕う8歳の少女チルを演じた。チルはジロンとともにザブングルを操縦した。

TARAKOさんにとって「戦闘メカ ザブングル」は初のレギュラー出演を果たしており「TARAKOさんと言えばチル」「チルが忘れられない」など、作品を再評価し、惜しむ声が寄せられた。また8日に、1日に亡くなったことが発表された漫画家の鳥山明さんも「戦闘メカ ザブングル」が大好きで、代表作の1つ「Dr.スランプ」の中に「戦闘メカ ザブングル」を登場させており、漫画のカットをXで投稿したファンもいた。