声優の古川登志夫が9日、都内の文化放送メディアプラスホールで行われた“声優界のアカデミー賞”第18回声優アワード授賞式で功労賞を受賞した。

檀上で、前日8日に急性硬膜下血腫で1日に68歳で亡くなったことが発表された漫画家の鳥山明さん、そして4日未明に急逝したことが、この日、発表されたTARAKOさんへの哀悼の意を表した。

古川は、鳥山さんの代表作をアニメ化したフジテレビ系「ドラゴンボール」で1987年(昭62)からマジュニア、「ドラゴンボールZ」では89年からピッコロを演じ続けている。また、81年から同系で放送されたアニメ「うる星やつら」では主人公の諸星あたるを演じたが、同作ではTARAKOさんが声優デビューしている。

古川は「演じてきました、たくさんのキャラクターの皆さまに感謝です」とあいさつした。その上で「ここにきて、漫画家の鳥山明先生、TARAKOさんの訃報が舞い込みました。個人的に関係が深いものですから、触れさせていただきます」と切り出した。

古川は「日本のポップカルチャーコンテンツのイベントが海外で行われ、我々も招かれる。ここまで価値を高めてくれた、功労者のおふたりに感謝と哀悼を込めて、ごあいさつとさせて頂きたい」とあいさつした。

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