元AKB48で女優の篠田麻里子(38)が18日、インスタグラムを更新。16日に最終回を迎えたテレビ朝日系連続ドラマ「離婚しない男-サレ夫と悪嫁の騙し愛-」についての思いを長文で書き連ねた。
共演者との写真を複数枚アップし、まずは脚本家の鈴木おさむ氏や原作者の大竹玲二氏らに感謝。作中で篠田は主人公の岡谷渉(伊藤淳史)の妻、綾香役を熱演。マサト(小池徹平)との不倫に溺れ、激しいキスシーンやベッドシーンなどで体当たり演技を披露。“エロ新境地”を開拓していた。「今だから言えますが、今回お話を頂いた直後はあまり前向きではなく、むしろネガティブに捉えてしまい悩んでいました」と切り出し「刺激的なシーンも含めて、自分には出来ないんじゃないか……という不安の方が大きかったんです。そこだけが悪目立ちするんじゃないだろうか、私だけでなく周りの人も傷ついてしまわないだろうか……その責任まで考え始めると、もう自分の手に負えないんじゃないかって」と打ち明けた。
一方で「ただ、私が敢えて今回の役をやることで、面白さもあるだろうなぁとも考えていました。自分の中では『大きな賭け』というか、この役はとっても怖い反面、チャンスにも見えました」と思っていたという。
そして「実際撮影に入る前は毎日身体が震えるほど怖く、不安で眠れない日々でした。1人で子育てをしながら本当にこの役が出来るのだろうかという葛藤で、実は何度も泣いていました」と告白し「鉄のハートを持っているはずの私ですが、自分でも意外なほどにお豆腐メンタルでした。笑」と本音を吐露した。
鈴木氏の刺激的なワードセンスであふれていた台本については「日常では言わないような台詞ばかりで正解が分からず、ずっと苦戦していましたが、同時にたくさんの経験をすることが出来ました。台本を読むと、これまでの子育ての経験からか、自分とはまったく違う考えを持っているはずの綾香の言動が『こんなにもしっくりくるんだ』と、驚きの連続でした」とつづり、最後には感謝の気持ちで締めくくった。
▽篠田の投稿全文
改めて『離婚しない男』をご視聴頂きありがとうございました。
無事に最終回を迎えたところで、自分なりの思いを綴ってみようと思います。
まずはお声をかけてくださったおさむさん。
プロデューサーやスタッフの皆様。
原作の大竹玲二さん。そして視聴者の皆様。
本当にありがとうございました。
岡谷綾香の不器用ながらも一生懸命に生きる姿を演じるのはとても充実した日々でした。自分の子育ての中で感じたことや経験したことも、彼女の本質を表現する上で非常に大きく影響したと思っています。
今だから言えますが、今回お話を頂いた直後はあまり前向きではなく、むしろネガティブに捉えてしまい悩んでいました。
刺激的なシーンも含めて、自分には出来ないんじゃないか……という不安の方が大きかったんです。
そこだけが悪目立ちするんじゃないだろうか、私だけでなく周りの人も傷ついてしまわないだろうか……その責任まで考え始めると、もう自分の手に負えないんじゃないかって。
ただ、私が敢えて今回の役をやることで、面白さもあるだろうなぁとも考えていました。
自分の中では『大きな賭け』というか、この役はとっても怖い反面、チャンスにも見えました。
それにもし、自分じゃない誰かが演じている綾香をテレビで観たら、絶対に悔しいだろうなって。
おさむさんの最後の作品に携われることや、自分の名前を挙げてもらったことも嬉しかったし、最終的に『このチャンスを絶対に逃したくない!』と思ったことが自分の背中を押してくれました。
実際撮影に入る前は毎日身体が震えるほど怖く、不安で眠れない日々でした。
1人で子育てをしながら本当にこの役が出来るのだろうかという葛藤で、実は何度も泣いていました。
でも、撮影初日から伊藤淳史さんをはじめ温かいキャストとスタッフの皆さんのおかげで、すぐに現場に馴染むことが出来たんです。
鉄のハートを持っているはずの私ですが、自分でも意外なほどにお豆腐メンタルでした。笑
日常では言わないような台詞ばかりで正解が分からず、ずっと苦戦していましたが、同時にたくさんの経験をすることが出来ました。
台本を読むと、これまでの子育ての経験からか、自分とはまったく違う考えを持っているはずの綾香の言動が「こんなにもしっくりくるんだ」と、驚きの連続でした。
お芝居を通して色んな人の気持ちが理解出来、物事を見る角度も変わって色んなものが見えてきて。この2ヶ月の撮影期間はとても心が忙しくなかなか休まることがなかったけど、何事にも代え難い充実した日々でした。
改めてそんな経験をさせてくださった多くの方々に感謝です。
そしてたくさんの挑戦をさせてくださった鈴木おさむさん。本当にありがとうございました。
篠田麻里子
#離婚しない男