弁護士の八代英輝氏(59)が22日、TBS系「ひるおび」(月~金曜午前10時25分)に出演。違法賭博行為で約6億7500万円の借金を負ったなどとしてドジャース大谷翔平投手(29)の通訳水原一平氏(39)がドジャースから解雇された件で、水原氏の発言が撤回された点についてコメントした。

水原氏は賭博や借金などについてESPNのインタビューに19日、「(大谷が)私のために支払いを決めた」などと話し、大谷の広報担当も「オオタニは通訳の借金を肩代わりした」などと説明。翌20日、ESPNに「大谷はギャンブル行為や借金について全く知らず、ブックメーカーへの送金もしていない」などと前言を撤回したとされる。

この撤回に関して八代氏は「一番可能性のあるのは、犯罪収益に加担しているので、マネーロンダリングに関わっている」との疑いがもたれたとして「要するに2つ疑惑が生じてしまう。『そんな大金、水原さんに貸すか? 自分の名義で振り込んでいるんだから、水原さんをつかって自分が賭博をやっていたんじゃないか』という疑惑がまずひとつ持たれる」と話した。

さらにもう1つ「実際は水原さんがやっていたのに”水原さんのつくった借金を大谷さんの名義で返済をしている。これは一種のマネーロンダリングじゃないか”と、大谷さんが知って大谷さんの名前で違法賭博業者に金を振り込むことは、法的な問題が生じてくるんじゃないか(との疑惑)」と述べた。

そして「2つの問題を大谷さん側の弁護士が気付いてしまった」と推察。番組MC恵俊彰(59)から「それで撤回をした?」と尋ねられて八代氏は「そうだと思います」と答えた。