タレント中山秀征(56)が24日、MCを務める日本テレビ系情報番組「シューイチ」(日曜午前7時半)に出演。ドジャースが大谷翔平投手(29)の通訳を務める水原一平氏(39)を、違法なスポーツ賭博に関与したとして契約を解除したことについて言及した。
水原氏は賭博や借金などについてESPNのインタビューに19日、「(大谷が)私のために支払いを決めた」などと話し、大谷の広報担当も「オオタニは通訳の借金を肩代わりした」などと説明。しかし水原氏は翌20日、ESPNに「大谷はギャンブル行為や借金について全く知らず、ブックメーカーへの送金もしていない」などと前言を撤回したとされる。
中山はこの件について、レギュラーのKAT-TUN中丸雄一とトークし「驚きましたね」などと話した。そして、当初水原氏が、大谷が同氏とともに送金したという趣旨の話をしていたとされた件について、中山は「それに関しては、何かちょっと美談のような話にも聞こえますしね。大谷さんが”もう2度とやるなよ”ということで送金してくれたように、我々もとらえましたよね」と語った。
そして中丸とやりとりしつつ、中山は「自分が勝手にパソコンをいじって勝手に送金したということになってくると…これは窃盗ということになってくるわけですよね」と述べた。そして「奥さんと同行して非常に華やかな、大谷選手にすべての注目が集まっている時に、1戦目が終わってのこれっていうのは、何か気になりますね」などと続けた。
ESPN電子版によると、水原氏は同メディアの19日の取材で、当初は大谷が同氏の借金返済を行ったと話していた。大谷は昨年、数カ月の間に自分のコンピューターにログインし、水原氏の見ている前で送金を行ったとし、大谷が水原氏にお金を渡さず自分で送金した理由について「彼はお金に関して、私を信用していなかった。賭博に使ってしまうことを危惧していた」と説明したという。
しかし、同メディアが大谷の代理人に話を聞くためコンタクトを取った後、大谷の弁護士が声明を発表。水原氏も20日に前日の発言を撤回し、大谷は賭博のことも借金のことも何も知らなかったと話したという。
さらに大谷の銀行口座から少なくとも450万ドル(約6億7500万円)が送金された容疑があるという。さらに水原氏は前日の開幕戦後のクラブハウスで、選手らの前で自身がギャンブル依存症であることを告白。このような報道が出ること、そして全て自分の責任であることを明かしたとしている。