故ジャニー喜多川氏からの性被害を公表している元アイドルグループ「忍者」の志賀泰伸さん(55)が1日までにX(旧ツイッター)を更新。旧ジャニーズ事務所(SMILE-UP.)の東山紀之社長が性被害者に対する誹謗(ひぼう)中傷について語った内容に疑問を呈した。

志賀さんは、3月30日に英BBC放送が放送した、旧ジャニーズ事務所(SMILE-UP.)の性加害問題を告発した番組の続編となる「捕食者の影 ジャニーズ解体のその後」について、「第2弾BBC放送で個人的に、感じた幾つもある違和感の1つです」と切り出した。

同番組では東山社長にインタビューを実施。故ジャニー喜多川氏からの性被害を公表した被害者らが誹謗中傷を受けている問題について質問され、「言論の自由もあると思う。僕は別に誹謗中傷を推奨しているわけでもなく、多分その人にとってはそれが正義の意見なんだと思うときもあります」と語った。

同事務所に対し誹謗中傷問題への対応を求めてきた志賀さんは、「『誹謗中傷』は『言論の自由』では決してございません… なので『刑法』で裁かれる…」と指摘。「誹謗中傷がその人の正義?正義では決してございません… 卑怯者がする事ではないでしょうか?」と疑問を投げかけ、「誹謗中傷は人を苦しみから救ってはくれません…」とあらためて訴えた。