イシケンこと、起業家の石田健氏が2日、日本テレビ系「DayDay.」(月~金曜午前9時)に出演。旧ジャニーズ事務所(SMILE-UP.)の性加害問題を告発する番組を昨年3月に放送した英BBC放送の続編「捕食者の影 ジャニーズ解体のその後」で、スマイルアップの東山紀之氏がインタビューに応じた件で、「難しいインタビューだったが、企業トップとしてもう少し話すべきで、不十分だったというのが妥当な感想」と語った。

今回は、BBCで昨年も番組でも取材に当たったモビーン・アザー記者たちは再び日本を訪問。この1年で何が変わり、何が変わらなかったのかを取材し、東山社長が、異例の単独インタビューに応じた。

旧事務所が「被害者でない可能性が高い方々」が「虚偽の話をされているケースが複数ある」と訴える文書を公表したことを問題視。文書公表後に中傷が増えたと語る、自殺した被害者の遺族の声も紹介した。中傷する人たちに対して言うことはないかと問われた東山氏は、「言論の自由もあると思う。僕は別に誹謗(ひぼう)中傷を推奨しているわけでもなく、多分その人にとってはそれが正義の意見なんだと思うときもあります」と語った。

東山氏はまた、旧事務所のスタッフ2人が少年への性加害を行ったことを認め、警察への情報提供について「(法的には)僕らには権限がないと思います。当事者の人たちが刑事告訴をしたら、僕らとしては全面的に協力する」などと述べた。