タレント山田邦子(63)が11日、自身のブログを更新。大相撲の第64代横綱を務めた米国ハワイ出身の54歳で、心不全のため亡くなった曙太郎(出生名ローウェン・チャド・ジョージ・ハヘオ)さんを悼んだ。

山田は「バイバイ チャド」と題してブログを更新。「曙太郎が亡くなってしまった 謹んでご冥福をお祈りいたします」と追悼。「2017年  九州のプロレス会場で 何か? 心臓が変だ、と倒れ、救急搬送 一回心臓も止まったからやや記憶が飛んで 足も動かなくなってしまったので 大きいし、東京に寝たまま移動させるのはとても大変だったらしい。どうしたらいいか、わからなかった」と振り返った。

続けて「私がお見舞いに行かれたのは 2018年もずいぶん経ってからで 受け入れられる大きなベッドや リハビリ機器のある武蔵村山の病院だった」とし「その日はとても機嫌が良く 記憶障害なんて全く無く 倒れた時のことや昔の話や リハビリをがんばっていることなど 笑ったり、たくさん話した。機器を装着して歩行のリハビリも がんばっていたが、思うような回復はなかなか難しいようだった」とつづった。

さらに「横綱の時、強くてカッコ良かった 披露宴にも来てくれた プロレスラーになってからも もの凄い圧で、怪物のように強かった 素顔は思いやりのある、明るくて優しい青年だった」と回想し「ハワイに帰りたい、と言っていた 魂はもうハワイの海に行ったかな 悲しくて寂しい。たくさんがんばったね またね チャド」と、曙さんとの2ショット写真をアップしブログを締めくくった。

曙さんは同期入門だった若貴兄弟としのぎを削り、2人より先に横綱昇進。膝の故障になきながら、長身を生かした突き押し相撲で11回の幕内優勝を遂げた。現役引退後は総合格闘家としても活躍。近年は闘病生活を送っていたが、今月に入り体調が急変していた。