女優原菜乃華(21)がNHK連続テレビ小説「あんぱん」(月~金曜午前8時)で、天真らんまんな朝田家の三女メイコを好演している。このほど日刊スポーツなどの取材に応じた。
劇中、作曲家いずみたくさんがモデルのいせたくや(大森元貴)から歌唱指導を受けた。原は15歳の頃から、大森がボーカルを務めるMrs.GREEN APPLEの大ファン。ライブに足を運ぶほどで、特に「ゼンマイ」という曲が好きだという。
「一緒のシーンがあるって聞いて、跳びはねるくらいうれしかったです。ミセスさんの楽曲が大好きで、仕事の原動力にもすごくなっていたので。大森さんと一緒にお芝居できて、夢のような時間でした」
最初は緊張して、カメラが回っていないと目を見られなかった。無事、応援していることも伝えられ「一緒に歌ったシーンは確実に走馬灯に出てきますってお伝えしました。気持ち悪かったと思います。でも優しく受け止めてくださった」と大興奮で振り返った。
メイコは思いを寄せる健太郎(高橋文哉)から「のど自慢」予選会を受けるよう勧められるが、落ちてしまう。そこからストーリーは急展開。健太郎と結婚し、7日放送回では第2子を妊娠・出産した。「早い!と思って。台本1冊で何があったんだろうってくらい、とんでもないペースで進んでたのでびっくりしました」と台本を読んだ時の驚きを明かした。
印象に残っているのは、健太郎に告白するシーンだという。「結ばれるまで本当に長かった。メイコは初恋がかなっているので。見守ってる蘭子姉ちゃん、のぶ姉ちゃん、嵩さんが親の顔をしてて。現場でも『保護者感が強いね』って言いながら見てました」。
少女から演じてきたメイコが、結婚を機に口調や性格も変化する。「見てる人からしたら唐突だなって思われるのかなって。みそっかすだったメイコに、子どもが生まれて頼もしさや母性が出てくる。女性として自立する空白の期間。描かれてないところをちゃんと埋められるような芝居ができたらいいなと思ってやってました」。メークや衣装にも助けられながら、成長に説得力を持たせた。
母親役への不安は「あまりなかった」という。自身も11歳下の妹がおり「ミルクとかおむつ替えとか、母が外に出てる時は全部やってたので。妊娠中にどういう歩き方だったとか、どういう姿勢がつらかったかは母に聞きました」。子どもとのシーンも「妹に話しかけるような口調とか、過去の自分の動画を見たりしながらやってましたね」と明かした。
健太郎一筋だったメイコに対し、原は理想の登場人物に次郎(中島歩)を挙げた。「紳士じゃないですか。王子さまっぽい。包み込んでくれる優しさがとってもすてきだなって」。“紳士好き”は幼少期からで「初恋がしょくぱんまん様なんです。ガチ恋だったんですよ。初めてサンタさんからもらったクリスマスプレゼントがアンパンマンのコップのセットで、しょくぱんまんばかり使ってました」と笑った。
私生活では長女だが、しっかり者なのかと問われると「いや、全然」と即答する。「1人っ子歴が長いので。私も周りに助けてもらって何とか生きてきたタイプなので、とってもシンパシーを感じてます。メイコには」と3人姉妹の末っ子は肌が合っているようだ。長女のぶ役の今田美桜、次女蘭子役の河合優実を「本当のお姉ちゃんみたい。大好きです」と言った。
朝ドラ初出演。当初はヒロインでオーディションを受け、落選した。「落ちましたって連絡が来て、数カ月後に突然、メイコっていう役があってと言っていただいたんです。携われる機会をいただけたのがうれしかったですね」。長く同じ役を演じる経験は初めて。「現場の皆さんととっても仲良くなれる。お芝居してても、自分なのか役なのか分からなくなる瞬間が多々あるというか。1年かけて役と一緒に生きていく、朝ドラの現場ならではのことなのかなと思ってます」と充実した表情を見せた。



