7月にデビューしたばかりの“かわいすぎるプロ雀士”爰河(ここかわ)真里亜(23)がマージャン業界の盛り上げを誓った。競技マージャンのチーム対抗リーグ戦「Mリーグ」入りを目指し、現在は最高位戦日本プロ麻雀協会のD3リーグで奮闘中。MリーグがABEMAで放送されるなど競技は幅広い年代へ認知が広がりつつあり、「多くの人に知っていただける存在に私もなりたい」と笑顔まぶしい“役満フェ-ス”で闘志を燃やしている。【松尾幸之介】
★充実しています
爰河のサクセスストーリーが、ここから始まる。デビューから約2カ月。「同期にも恵まれて、充実していますね」と語り「今はまだ持っていないですが、これから自分にしかできないこともやりたいですし、女性や若い方など新しい年齢層の方にもマージャンの良さを知っていただきたいです。親しみやすいものになってほしいなと願っていますし、私もそのアイコンのような存在を目指していけたらいいですね」と力を込めた。
マージャン好きだった家族の影響で幼い頃から親しみはあり、18年から始まったMリーグを見て「プロってすごいなと。憧れに変わりました」と本格的に取り組み始めた。専門学校卒業後、2年ほどは地元大阪で国産高級化粧品ブランドの美容部員として働いていたが、プロ雀士になるため一念発起。仕事を辞めて上京した。
出会いも味方し、知人を通じて知り合った最高位戦日本プロ麻雀協会の先輩、浅井裕介氏らのレッスンを受ける機会に恵まれ、メキメキと成長。「これまでは運任せの無謀なマージャンをしていましたが、しっかりと考えながらプレーすることを学べたことは大きかったです」。試験に向けた特訓を積み重ね、本格的に取り組み始めてわずか約1年後の今年7月に50期前期として正規合格した。
18年に「Mリーグ」が発足するなど、マージャンは幅広い年代へその魅力が広まりつつある。爰河は「まだまだ女性も少ないですし、体感は2割くらいしかいない。もっともっと増やしていきたいですし、Mリーグも見ていると涙が出てくるくらい物語もあって、みんな一生懸命なんですよ。(ファンの多い)サッカーや野球などとも変わらないくらいだと私は思っています」といい、一方で「やりたくてもなかなかそうした環境がないのも分かりますし、そうした部分を改善しながら、SNSなどで私たちが情報を発信していくしかないかなと感じています」と課題も口にした。
★目標はMリーグ
8月からはリーグ戦にも参戦しており、しのぎを削っている。新人戦のほか、若手雀士のみが参加する大会などもあり「リーグは2節を終えてまだスコアもプラスなので、いいスタートになっていると思います。プロになっていろいろなところで打てるようになってうれしいです」と笑顔。上京してまだ1年半ほどだが、同期ができたことで生活も充実しているといい「休日にみんなで集まってセットマージャンをしたり、ご飯に行ったりしています。みんな競技への熱意があるので、負けてられないなと。同期がいることでやる気がさらに出てきていますね」。
プロ雀士として、目標にはMリーグ入りを掲げた。チームからスカウトされるなど「ある程度の実績を残さないと入れない」という憧れの場所で「今の私にできることはとりあえず勝つこと」と引き締める。グラビアなどでも活躍し、“役満ボディー”として有名な岡田紗佳らのような名実そろった存在を目指し、「いろんなところで名前が出るようにして、実力と知名度をつけること。Mリーグに入っても文句を言われないような成績を出せるよう、今はその基盤を作りたいですね」と意気込んだ。
牌を持ちながら考える真剣な表情、「かわいすぎる」と言われる、ふと息をついた時に見える笑顔など、“役満フェース”とも言える多彩な表情も武器のひとつだ。地元を飛び出し、決意を持って挑む姿に「友達も応援してくれていますし、よく連絡ももらいます」と明かし「運要素もある競技ではありますが、自分の色を出してプレーできたらいいなと思いますし、まだ新人ですけど、少しでも業界を盛り上げられるように頑張るので、応援よろしくお願いします!」と呼びかけた。
◆爰河真里亜(ここかわ・まりあ)2001年(平13)11月13日生まれ、大阪府出身。25年7月、最高位戦日本プロ麻雀協会に50期前期として入会。ファッションブランドのモデルなどとしても活動中。好きな牌は「中」で「響きがかわいいから」。好きな役はリーチ。「私はリーチをめっちゃかける人なんです」。家族は両親と姉、弟。趣味は海外旅行とメーク、ポーカー。最近のマイブームは「どうぶつの森」。
■Youtubeで10・5放送されます
10月5日のD3リーグ第4節にて、爰河のプレーする卓がYouTubeの「最高位戦チャンネル」にて放送される。普段はなかなか見ることのできないプレー映像となり、爰河は「緊張はするんですけど、ぜひ多くの人に見ていただきたいです!」とPRした。今後は10月12日にタイトル戦の「新輝戦」なども控えている。
■ニッカンとは不思議な縁
爰河は8月23日のD3リーグ第2節で日刊スポーツ整理部社員でプロ雀士の鈴木正史氏とも対局した。爰河は「本当に強かったです…。私の強い手が1000点の安い手で何回も流されたのまだ許してないです(笑い)」と振り返った。鈴木氏は第2節終了時点で首位に立っており、今回の紙面レイアウトを担当することも急きょ決定。まさかの形での“再対局”に爰河は「とてもありがたいです。鈴木さんの背中を追いかけて頑張ります!!」と巻き返しも誓った。



