お笑いタレント、ゆりやんレトリィバァ(35)が12日、初監督した映画「禍禍女(まがまがおんな)」(公開中)の舞台あいさつを都内で行った。
ゆりやん自身の過去の恋愛体験を反映した作品で、「今まで私が好きになった人が振り向いてくれてさえいたら、『禍禍女』はできませんでした。感謝します!振ってくれて!! ありがとう」とコメントする自信作。これまでに22カ国の国際映画祭に正式出品・ノミネートをされている。
主演の南沙良(23)は公開初日の舞台あいさつを体調不良で欠席している。
ゆりやんは、この日が初の舞台あいさつとなる南に「不祥事を起こされた…。ご体調か。失礼いたしました」とボケをかまし、反響について「日々、映画の評価サイトを見ています。『南さんにあんなことさせるか!?』とか、いろいろなメッセージをいただいて感謝です」。
南は「脚本を最初に読んだ時はあそこまでじゃなかった。『完成形』があれで驚いた」と振り返った。ゆりやんは「こんなことまでお願いしていいか、ということを言ってみようと。普通は『考えさせてください』となってもおかしくないのに受けいれてくれる。調子にのりました」と監督としての注文がエスカレートしていく様子の一端を明かした。そして「南さんがあそこまでやるのはおかしい。親戚を人質に取られているのではないかと(コメントに)あった」と続けた。 南は「本当に監督の熱量が高い。それでキャスト全員が『作品を面白くしたい』という気持ちが強まった」と話した。
ゆりやんは「南には感謝しかない。私なら言うことを聞きたくないのに全身全霊でやってくれた。勇気のある、ありがたい存在。菩薩(ぼさつ)というか仏壇? 本当にありがたい方です」と何度も称賛した。
客席からは南に対し、出演して得たことと失ったことは何かと質問が飛んだ。南は「失ったものは、言葉選びが難しいですね…。割と多い」と苦笑い。得たものは「殻を破るのがこの作品だったので、『禍禍女』やったしなと思える」と役の幅が広がったと打ち明けた。



