韓国出身のシム・ウンギョン(31)が「旅と日々」(三宅唱監督)で主演女優賞を初受賞した。
外国出身の俳優が同賞を受賞するのは、1993年度に「月はどっちに出ている」で受賞したルビー・モレノ(60=フィリピン)以来32年ぶり2人目となる。撮影を振り返り「1人ではできない。不器用でも1歩、踏み出す…悩んでいた俳優の道を、これからも続けていきたい、きっかけとなった」と感謝した。
シム・ウンギョンは、三宅唱監督(41)との撮影を振り返り「不安も緊張もあり、撮影前は、うまくできるかなと悩む。今回は緊張がなかった…不思議な経験でした。監督と三宅組の力じゃないか? いろいろなことを決めず、俳優にどういう特徴があるか、ジーッと見て、出してくれる方」と語った。「映画の撮影は大変、大変と向き合うけれど、監督は『映画作りは臣白いな』と、いつも言ってくださる。明るいエネルギーで追われたのではないか」と続けた。
「旅と日々」は漫画家・つげ義春氏(88)の67年「海辺の叙景」と68年「ほんやら洞のべんさん」の2つの漫画を原作に、三宅監督が脚本も手がけた。シムは脚本家の李を演じた。李は、堤真一(61)がが演じた宿主・べん造との旅先での出会いをきっかけに、人生と向き合っていく過程をつづっていく物語。河合優実(25)が影のある女・渚、渚と出会う夏男を髙田万作(19)が演じた。25年8月にスイスで開催されたロカルノ映画祭で、最高賞の金豹賞を受賞した。



