5人組ダンスボーカルグループのM!LKが11日、東京・代々木第一体育館でアリーナツアー「SMILE POP!」最終公演を開催した。記者はM!LKのワンマンライブを初めて取材する機会に恵まれ、人気ぶりを目の当たりにした。

ライブでは昨年の日本レコード大賞で優秀作品賞を受賞し、紅白歌合戦でも歌唱した「イイじゃん」、昨年10月に配信した人気曲「好きすぎて滅!」などをパフォーマンス。グループの勢いを象徴するようなまぶしく華やかなライブに、記者もすっかり魅了された。

昨今、多様なグループがそれぞれの色を出しながらしのぎを削る中、M!LKのように王道をまっすぐに進む正統派キラキラアイドルは、実はあまりいない。その王道な楽曲やパフォーマンスで若年層の心をがっちりつかむ一方、どこか懐かしさを感じる「景気の良い」衣装や曲調やにぎやかで親しみやすいキャラクターで、主婦層からの人気も得ている。会場でもファン層の広さに驚かされた。

アンコールでは撮影可能な曲を設け、スタンドをトロッコで回った。佐野勇斗(27)が「ショッピングモールでリリースイベントをやっていた時から変わらず、皆さんには近い距離で感謝を伝えたい」と話していたように、会場が大きくなっても持ち前の距離の近さは保っている。ハイタッチ会などの特典会も盛んに行っており、グループが成長してもファンのもとからは離れないという確固たる意志を感じさせている。キラキラとした気高い雰囲気をまといながらも親しみやすさも兼ね備えている理由は、こうしたファンへの愛があるからなのかもしれない。

最終公演で初披露し、「好きすぎて滅!」と両A面シングルとして発売した「爆裂愛してる」は、18日にMVを公開。21日時点でYouTubeでの再生回数が500万回を突破するすさまじい人気ぶりで、新たな代表曲となりそうだ。昨年から怒濤(どとう)の勢いで人気を拡大し、今秋には今回よりもさらに規模を拡大したアリーナツアーの開催を予定するなど、その勢いはまだまだ衰えない。まさに無敵状態の5人がどれほどの快進撃を見せるか、今年も注目したい。【野見山拓樹】