女優上坂樹里(20)が9日、都内で見上愛(25)とダブル主演を務める26年度前期NHK連続テレビ小説「風、薫る」(30日開始、月~金曜午前8時)第1週完成試写会見に出席した。

日本の朝にさわやかな風を吹かせる。同作は女性の職業が確立されていなかった明治期に、「トレインドナース(正規に訓練された看護師)」として新たな風を巻き起こした2人の女性がモチーフ。上坂は生後間もなく親に捨てられ、教会で育った少女、大家直美役。撮影開始から半年が経過し「今は直美として生活している時間が軸。最初に比べて台本に書いてある奥の部分まで通じるようになってきた」。恵まれない環境で強くたくましく生きる役柄も浸透し、「最近『顔つきが変わった』と言われる。無意識だったけど、演じる中で変わったところと思います」と凜(りん)とした表情を見せた。

第1週の映像は見上と2人で観賞したといい、「音楽や主題歌やナレーションでいろんな人が作品を作り上げていて、その一員になれている実感が湧き上がって、見て泣いてしまった」と感激した。放送開始が近づき「朝ドラは一番の目標だったので夢のよう。次にバトンをつなげられるように頑張りたい」と意気込んだ。【野見山拓樹】

○…見上は元家老の娘、一ノ瀬りん役。現在は看護師として働くシーンを撮影中だといい、「1つのミスも許されない中で、看護とは何かや人としての正しさを考えながら働くということはすごいこと。リスペクトが増した」と明かした。そして「1日の始まりに15分の物語が必要と感じられているから、連続テレビ小説は続いている。そのバトンを次につなげられるように物語を作りたい」と語った。