先日、乃木坂46金川紗耶(24)にインタビューをする機会に恵まれた。6月30日に自身初の写真集「好きのグラデーション」(DONUTS/主婦の友社)を発売。「今回は本当にアイドル要素をなくしたというか、普段の私を見せられるように素でいました」「ギャップが感じられるのはこの写真集だけだと思います」と間違いのない自信を見せていたのが非常に印象的だった。

インタビュー原稿を書く際に、これまでとは異なる姿、ギャップ、素の私…これらの言葉が脳裏に並んだ時、ふと、冠番組「乃木坂工事中」での金川の活躍とリンクするものが感じられた。6月に放送された企画「因縁相撲」では、特に仲が良く「写真集を特に見てほしい」メンバーにも指名した5期生冨里奈央(19)と対決。良い意味でアイドルらしからぬ振り切った姿に、オンエアを見た記者も大いに笑わせてもらった。

別の回では、番組MCを務めるバナナマン設楽統に「最近金川のキャラが変」とツッコまれ、「キャラができてきたってことだよね」と言われる一幕も。

記者の脳内にはそんな金川の姿もある中で取材した写真集の発売記念会見では、今後やってみたいことに「モデルとして実力を上げたい」と挙げて真剣に語ったが、ここからが独壇場だった。

演技に挑戦したいと続け「『キャー!』と叫ぶのがすごく得意なので、お化けを見る側を演じてみたい」と意外なチョイス。「『乃木坂工事中』でも顔芸をやっていて、培った表現力が顔に出ている」と自信を見せた。報道陣の「少し見せてもらえませんか…? 」のフリにも完璧な表情で即興の対応。突然の公開オーディションのような環境にも臆することなくベストパフォーマンスを出してみせた。

既に「セカンド写真集に向けて動いています」と会見は最後まで「舌好調」で終えた。記者が金川のホラー実演の写真でピントが合わないという痛恨のエラーをしたため弊紙で掲載には至らなかったが、昨今の「乃木坂工事中」から続く一連の流れに、SNSでファンが“ザワついている”様子は明らかに見て取れた。

昨年から乃木坂46のライブを観覧・取材しているが、ステージのどこにいても、全力で弾けている姿が印象的に映っていたことも思い出された。さまざまな場面を通じて、とにかく楽しんでいるという印象を受ける。

写真集の撮影が直接の契機なのか、その1つなのかは分からないが、振り切るところは振り切った方が場の雰囲気が良くなることも多々あるものだ。ステージでも会見でも番組でも明らかに光り輝く姿は、圧倒されるものがある。【寺本吏輝】