元テレビ朝日社員の玉川徹氏が16日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に生出演。番組内で訃報(ふほう)を伝えた米マサチューセッツ工科大(MIT)教授で、日本人初のノーベル生理学・医学賞を受賞した利根川進(とねがわ・すすむ)さんをしのんだ。
番組では、利根川さんが今月11日に亡くなったとする大学の発表を、速報で報じた。86歳だった。利根川さんは、病原体から体を守る免疫の一種「抗体」ができる仕組みを解き明かし、1987年にノーベル賞を受賞した功績で知られる。
コメントを求められた玉川氏は「抗体の仕組みというのは、免疫細胞の中でも、『B細胞』という細胞が担当するんですけど、実は遺伝子は2万ちょっとしかない。でも、抗体は100億のバリエーションがある。なんで2万しかないものが100億のバリエーションがあるんだ、というふうなことを解明された人なんですけれど、それまでの常識をひっくり返しているんですよ」と、利根川さんの研究内容に触れた。
「実はB細胞は、自分の遺伝子を組み換えていろんな抗体をつくっているということを発見されたんですね。それまでは、自分の遺伝子というものは絶対に不変だと。これが、あの、ドグマだったんですよ。それが利根川先生は、いや、B細胞だけは自分で組み換えていろんなものをつくっているんだと」とした上で「これがもう、常識をひっくり返したっていうふうなことで、この真実の解明でノーベル賞。全くふさわしい賞だと思いますね」と述べた。
番組MCのフリーアナウンサー羽鳥慎一は、「いろんな治療にそれが活用されるようになっていくという」と応じた。この日は、玉川氏が取材したがんの最新治療法に関する企画が放送されたが、玉川氏は「これも免疫が関わっているんですが、そこにも(利根川さんの研究は)関係しています」と述べた。



