NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」で、徳川家康役を演じる俳優松下洸平(39)が、25日までに都内で取材会を行った。主人公豊臣秀長(仲野太賀)、兄の秀吉(池松壮亮)と対立し「最強のライバル」とも表現された。だが松下は「ただのヒールではない(視聴者には)どこか憎めない存在でいてほしいと思いながら演じています」と明かした。

25日放送の第41回「家康の野望」では、豊臣家の臣下となる様子が描かれた。「秀吉が亡くなった時、家康は涙を流したという話を聞きました。それほど秀吉を心酔していたと思う」。2月1日放送の第5回で兄弟2人に家康が「熱意が人を動かし、勝敗を決する」と、本心ではなく言ったセリフが、約9カ月ぶりに第41回で再登場。「彼らの熱意に家康が動かされるという、おもしろい構図」と、伏線回収に感心していた。

撮影では小栗旬演じた織田信長に「威圧感、強さみたいなものに圧倒された。セリフを飛ばすことは、あんまりないけど、唯一、小栗さんにキリッとにらまれた時、頭が真っ白になりましたね」という。撮影前に役所広司の徳川家康を繰り返し見て「勉強させていただきました」と告白。本心を見せない役柄ながら「あの2人(秀長、秀吉)をリスペクトしているというのは真実」と力説した。【高田文太】