AKB48北原里英(20)が、映画に初出演し、初ヒロイン役を演じることが2日、分かった。作品は、20日にクランクインし、来年春に公開予定の「グラッフリーター刀牙」(藤原健一監督)。俳優須藤凌汰演じる主人公のヒロイン役として、斉藤由貴、ケンドー・コバヤシら個性派キャストと共演する。

 AKB48のドラマ「マジすか学園」に続き、現在放送中の連続ドラマ「ろくでなしBLUES」で本格的に女優デビューを果たしたきたりえが、今度は映画界進出が決まった。大島優子らとの人気ユニットNot

 yetで活躍。いっこく堂の腹話術やジブリ映画の声優陣、仲間由紀恵のモノマネなどが得意で、AKBメンバーによる短編舞台の脚本も手掛けるなど、多彩な才能の持ち主だが、最終目標に掲げているのは女優だ。北原は「映画のヒロイン役ということで、すごく緊張しますが、めちゃくちゃうれしいです。すてきな撮影に参加できそうな予感でわくわくしています」。夢への扉が大きく開くチャンスに目を輝かせた。

 今作は、累計売り上げ5000万部の人気格闘マンガ「グラップラー刃牙」の大ファンの母に育てられた少年の、ハートフルコメディーだ。北原はマンガ好きでもあるだけに、映画の内容に、さらにやる気が増しているという。「たくさんの方に、気になってもらえる作品になるよう、私も頑張ります!!」。AKB48選抜総選挙13位の美少女が、さらなるステップアップを狙う。

 ◆北原里英(きたはら・りえ)1991年(平3)6月24日、愛知・一宮市生まれ。愛称は、きたりえ。07年秋にAKB48第5期生オーディションに合格し、08年3月1日にデビュー。同年7月30日にチームA昇格。今年3月16日にNot

 yetを結成し、オリコンチャートでデビュー初登場1位。AKB48選抜総選挙は、13位→16位→13位。157センチ。血液型A。