乃木坂46橋本奈々未が、24歳の誕生日に卒業コンサートを行った。

 橋本が最後に参加し、初めてセンターを務めたシングル「サヨナラの意味」で始まり、3万5000人のファンからどよめきが上がった。

 キャノン砲からは多数の銀テープが発射されるなど、まるでエンディングのような派手なオープニングで、意表を突いた。

 いつもは紫一色に染まる客席のペンライトも、この日は橋本のイメージカラーの緑一色に染まった。「一面緑、すごいね。私のサイリウムカラーは緑って、いつの間にかみんなに伝わってた(笑い)。最初から緑になるとは思わなかった。ありがとう」と感激した。

 「ガールズルール」では、白石麻衣(24)が「ななみん(橋本)、ラストー」という掛け声に続き、橋本が「みんな、行くぞ~!」とファンをあおった。キャプテン桜井玲香(22)から「みんなが大好きな、ななみんがこのライブで卒業ということで…」と説明を受けると、「卒業しま~す」と軽い口調で宣言し、笑いが漏れた。

 橋本は芸能界引退を発表しており、この日で乃木坂46としてのすべての活動を終える。「こういうステージに立つのは最後ですから、この景色を焼き付けつつも、ここに来ている皆さんに、帰った後にこびりついて離れないような景色を見せつけたい。『皆さんの角膜にこびりついてやる!』っていう気持ちです」と、笑顔でラストステージの抱負を語った。