いきなり私ゴトで恐縮至極だが、先日、私は今まで69年間生きていて最も多くの方々に誕生日を祝っていただいた。その数なんと1298人!

実はその日、男子のThe Asia Classic Ice Hockey 日韓代表戦が10年ぶりに新横浜スケートセンターで開催され、女子チーム「スマイルジャパン」に引き続き、日本アイスホッケー連盟アンバサダーとして就任した私は試合応援に臨んでいた。

アイスホッケーは一言で言えば「氷上の格闘技」。氷の上で長いスティックを自在に扱い、パックをゴールにたたき込むそのスピードは目で追いかけるのも難しいほどで、体当たりの衝突、切り返し、シュート、全てが一瞬で決まる。チームはゴールキーパーを含めた6人制で、20分の3ピリオド、合計60分の試合だ。動きの激しさから消耗度はすさまじく、選手はどんどん交代する。ペナルティーは2分間の出場停止で、少人数ゆえにそのロスは大きく、このパワープレーの間は点が入りやすくなる。1人1人の力、技術が大きく物を言う。

目が離せない試合展開は1度見たらやみつきになること間違いなし。その証拠にカナダ、アメリカ、北欧、ロシアなどでは文句なしのメジャースポーツでプロリーグの趨勢(すうせい)は国民的な関心を集めている。

気候や環境ゆえに日本で急激に裾野が広がるのは難しいかも知れないが、スポーツとしての迫力、魅力はダントツなので、ネット配信などをこまめに行い、認知度を広めることが肝要と考える。選手たちも皆、なかなかカッコ良く魅力的でそれぞれが挫折と挑戦の物語を持っている。その素顔を知ってもらい「推し」として応援をいただけるよう努めるのもアンバサダーとしての自分の役割と心得ている。

手に汗を握り、前のめりになって応援した試合の結果は6-2で日本の勝利。試合後、会場でアンバサダー就任式があり、日本代表選手たちのサインが入ったユニホームを頂き、その上、ハッピーバースデーの合唱までしていただき、望外の喜びに包まれた。観客席で訳も分からず、一緒に歌をうたってくれたお子様たち、本当にありがとう!