民事再生法の適用を申し立てた大阪市の学校法人「森友学園」の籠池町浪(ちなみ)理事長らが21日、大阪市内のホテルで記者会見を開いた。

 町浪氏は「学園のことで、さまざまな心配と迷惑をかけ、誠に申し訳ありません」と謝罪した。民事再生法の申請について「幼稚園、学園を残していきたいと思いからです」と説明した。さらに今回の民事再生法について籠池前理事長に相談したかについて「していません。アドバイス? あくまでも進めていくのは私であり、自ら進んで行くために教職員と歩んでいきたい」と話した。

 父である前理事長とは「基本的に連絡を取っていません」と、今後も両親とは情報を共有しない姿勢を強調した。

 また15年9月5日、安倍昭恵夫人が講演のために塚本幼稚園を訪れ、100万円の寄付を渡したとされることについて、代理人弁護士が「(コメントは)控えさせていただきたい」とひと言。町浪氏はノーコメントだった。