日本のこころを大切にする党の中山恭子代表(77)は24日、都内のホテルで、小池百合子東京都知事(65)と会談を行い、若狭勝衆院議員(60)らが近く結成する国政新党に合流する考えを伝えた。

 中山氏は、日本のこころが衆院選の投票日の段階で消滅する党だとした上で「これまでの活動を、国政のどこかで生かしていけたらという思いがある。政策などで同じ方向を向いていけるのであれば、一緒に活動したいと伝えました」と話した。自身の出馬については否定。合流した際の出馬人数などについての具体的な話もまだで、お互いの考えや意見を交換する場だったという。

 小池氏は「中山さんから『新党に参加できないか』という話があった。その考えを私が若狭さんにお伝えすることになった」。拉致問題や、今後の日本のありかたなどについての中山氏の考えを、若狭氏に伝えるという。

 また、新党における自身の役割については「国政に対しても、きっちり改革を進めて欲しいと強く願っている。そういった意味で、大きな改革の流れを応援していきたいと思っている」と話した。

 会談には、中山氏の夫で政治家の中山成彬(なりあき)氏(74)も出席し「立候補するのなら新党で出させてもらいたい」と明言した。