田中真紀子元外相(73)が18日、文化放送「斉藤一美ニュースワイド SAKIDORI!」に出演し、自公圧勝の見通しが伝えられる選挙情勢について「自民党の人たちは安倍さんを黙認してきた。仮面をはがせば全部安倍さんですよ。当選させてはならない。国民にしっぺ返しが来ますよ」と警鐘を鳴らした。

 新党を立ち上げた希望の党の小池百合子代表については、「情報をこざかしく頭に入れ、断片的につなぐのは上手。何かというと『選挙の結果見てからね。うっふん』。気持ち悪い」とバッサリ。希望の党への合流を決めた民進党前原誠司代表については「野党の安倍晋三と言われてきたが、大きく違うのは政治センスのなさ。いい人だけに残念」と話した。

 一方、立憲民主党を立ち上げた枝野幸男代表については「立派。法に従って政治を進める。一番やってないのが安倍さんですから。もう、ぜひ勝ってほしい」と応援した。

 選挙前、民進党や自民党など「あらゆる政党から」(田中氏)出馬要請があったが、今回は出馬しなかった。田中氏の息子や娘にも打診があったという。田中氏は「こんな濁流のような政治状態では」と説明。今後の出馬や新党立ち上げの可能性については「知らない、知らない」と、笑顔でけむに巻いてみせた。